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【SP55】1699~1730年 デンマーク王国 フレデリク四世・王妃ルイーゼ 1ダカット金メダル(表)

【SP55】1699~1730年 デンマーク王国 フレデリク四世・王妃ルイーゼ 1ダカット金メダル

¥218,000(税込)

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北欧王室の威厳を掌に宿す、優雅な肖像金メダル! 鑑定枚数わずか2枚! 王と王妃が静かに向かい合う、美しい宮廷芸術を今に伝える逸品です。 ヨーロッパ金貨の中でも評価の高い「18世紀北欧金貨」から、 特に状態と希少性に優れた金メダルのご紹介になります。 ■デザイン 表面:右向きのフレデリク四世胸像 銘文:FRIDERIC.IIII. D.G.REX DAN.NOR.V.G(訳:神の恩寵によるデンマーク、ノルウェー、ヴェンド人とゴート人の王フレデリク四世) 裏面:右向きの王妃ルイーゼ胸像 銘文:LOUISA . DAN . NOR. VAN. GOT. REGINA(訳:デンマーク、ノルウェー、ヴェンド人とゴート人の王妃ルイーゼ) ■状態 SP55 スペシャルストライク(SP):通常の流通貨とは異なり、特別な製造工程・打刻区分によって製造された特別な貨幣(specimen / special strike)を指します。 ■コイン詳細 【発行年代】1699-1730年 【発行国】デンマーク王国(デンマーク=ノルウェー) 【種別】金メダル 【額面】なし(1ダカット重量) 【素材】金 【重量】3.41g 【直径】約16.7mm 【表面】フレデリク四世胸像 【裏面】王妃ルイーゼ胸像 【PCGS鑑定】SP55 【カタログ番号】Galster 348 ■ポイント *希少性 ”PCGS鑑定枚数2枚” 本品は、デンマーク=ノルウェーを治めたフレデリク4世の治世期に鋳造された、王室肖像を描いた金メダルです。 一般流通を目的とした貨幣ではなく、宮廷や王室に関連する贈答・記念的な性格を持つ作品であるため、もともと市場に流通した数が限られていたと考えられます。実際、世界的な鑑定機関であるPCGSの登録数はわずか2枚にとどまります。 さらに、本品はその2枚の中で第2位鑑定に位置しており、希少性だけでなく、保存状態においても高い評価を得ています。市場で目にする機会が限られる、コレクション性の高い一枚です。 *状態 ”PCGS第2位鑑定” ①SP61:1枚 ②SP55:1枚(本品) 上位グレードわずか1枚のみ! 本品に冠された「SP(Specimen)」という評価は、通常の流通貨幣とは一線を画し、特別な打刻技術を用いて仕立てられた作品にのみ与えられる特別な区分です。単なる通貨としてではなく、高い芸術性と保存状態を兼ね備えた「王室美術メダル」として評価されていることを物語っています。 約300年という長い歳月を経た作品でありながら、表面に刻まれたフレデリク四世の豊かな髪のウェーブや、衣装に施された細やかな装飾は今なお驚くほど明瞭です。王冠を配さない大胆な構図でありながら、その威厳に満ちた横顔からは、近世ヨーロッパの王侯ならではの揺るぎない品格が漂います。 裏面を飾る王妃ルイーゼの肖像もまた実に見事です。柔らかな表情の陰影や衣装の繊細なドレープに至るまで彫刻師の卓越した技量が冴え渡り、静けさの中にたたずむ王妃の気品を鮮やかに浮かび上がらせています。華美な飾りに頼ることなく、王と王妃の対肖像だけで王室の威厳を静かに語りかける構図は、本作品における最大の美点と言えるでしょう。 直径約17mmという掌に収まる小ぶりなキャンバスでありながら、そこに凝縮された空間の密度と細部の精巧さは圧倒的です。近くで覗き込むほどに、その圧倒的な完成度の高さに引き込まれます。 金特有の優美で落ち着いた光沢に、約300年の歴史が醸し出す重厚な風合いが重なり合い、コインという枠を超えた上質な美術品としても高い鑑賞価値を誇る一枚です。 *市場性 近年のアンティークコイン市場において、デンマークをはじめとする北欧諸国の作品への国際的関心は、確実な高まりを見せています。とりわけ2025年に開催された歴史的放出「L.E.ブルーン・コレクション」の公開オークションをきっかけに、世界中のコレクターや専門ディーラーの視線が北欧の希少作品へと一気に集まりました。これにより、北欧コイン・メダル分野全体の注目度と評価基準が大きく引き上げられることとなりました。 こうした市場環境の中で本品は、単なる貴金属作品にとどまらず、大北方戦争(1700-1721年)という激動の北欧史を色濃く反映した「王朝肖像メダル」という、極めて深い歴史性と物語性を備えたジャンルに属します。 フレデリク四世の治世は、北欧諸国を巻き込んだ大規模な戦争と、それに伴う宮廷政治の緊張感に満ちた時代でした。敬虔で内向的だったとされる王妃ルイーゼと、激動のただ中にいたフレデリク四世。この対となる二人の静かな肖像は、単なる美的な表現を超えて、困難な時代における王朝の秩序と統治の正統性を美しく可視化した、まさに宮廷美術の象徴と言えます。 また、本品は一般の流通貨幣として造られたものではなく、王室の威厳を象徴し、宮廷的な贈答や外交的な意図をもって手掛けられた特別打刻(SP)の性質を持つ金メダルと考えられます。そのため発行の機会自体が限られており、PCGSにおける登録例もわずか2枚という、極めて限られた存在です。 そもそも18世紀初頭のデンマーク王室メダル自体、公開市場で目にする機会が非常に少ない希少な分野です。そこに「フレゼリク四世と王妃ルイーゼの対肖像」「1ダカット重量の金製」「PCGS鑑定枚数2枚の希少性」という確固たる要素が高次元で結実した本作品は、北欧史や王室美術を追求するコレクターにとって、コレクションの核となり得る特別な一品です。 近世北欧の気品と歴史のドラマが凝縮されたこの金メダルは、確かな希少性と美術的価値を備えた作品です。 お求めやすい価格帯でありながら、今後の価値や評価の深まりが大いに期待できる、実に見応えある北欧王室メダルです。 ▼コインのストーリー ■概要 北欧王室の威厳を掌に宿す、優雅な肖像金メダル! 鑑定枚数わずか2枚! 王と王妃が静かに向かい合う、美しい宮廷芸術を今に伝える逸品です。 ■デンマーク王国の歴史背景について 国王フレデリク4世の治世は、1699年から1730年に至る30年間にわたり、デンマーク王国が北欧の激動期を駆け抜けた試練と改革の時代でした。 その幕開けとともに始まった「大北方戦争(1700–1721年)」は、国家の命運を大きく揺るがしました。ライバル関係にあったスウェーデンの覇権に対抗するため、デンマークはロシアやポーランドと同盟を結んで参戦します。戦況は激しく変転し、長引く戦火は国家財政や国民生活に重い負担を強いました。しかし、この戦争を通じて軍の再編が進められたほか、最終的にはバルト海におけるスウェーデンの独占的支配を崩し、北欧地域の勢力均衡を新たに変革させる結末へと導かれました。 一方で、相次ぐ試練は軍事面にとどまりませんでした。1711年には首都コペンハーゲンでペストが大流行して多くの命が失われ、1728年には街の大部分を焼き尽くす「コペンハーゲン大火」が発生するなど、度重なる災禍が王国を襲いました。 こうした内憂外患のなかで、国王は絶対王政の基盤を活かした内政改革に乗り出します。農民を土地に縛り付けていた旧来の制度の緩和や、農村部への学校設置といった教育・社会政策が試みられ、国家構造の近代化が推し進められました。さらに、グリーンランドへの宣教や植民活動を再開するなど、領土国外への関心も再び高まりました。 この時期は、戦争と災害の苦難に直面しながらも、北欧の大国としての立場を再整理し、現代へ続く国家構造の基礎を静かに固めていった重要な転換期だったと言えます。 ■フレデリク四世について 国王フレデリク4世(在位:1699–1730年)は、激動の18世紀初頭においてデンマーク=ノルウェー同盟王国の舵取りを担い、絶対王政の強化と国家の近代化を進めた君主です。 その治世の大半は「大北方戦争」の渦中にあり、長年のライバルであったスウェーデンのバルト海覇権に対抗しました。ロシアなどの同盟国とともに戦い抜くことで北欧における勢力均衡を塗り替え、王国の国際的地位を確固たるものとしました。また、1728年のコペンハーゲン大火をはじめとする多大な災禍に際しても、復興と秩序の維持に尽力しました。 内政においては、農民を支配する旧来の制度を見直す改革に着手したほか、全土に農村学校を整備して基礎教育の普及を図るなど、社会基盤の整備に深い関心を寄せました。さらに、ハンス・エゲデによるグリーンランドへの宣教活動を支援し、現代に続く関係性の第一歩を築いたことでも知られます。 私生活では情熱的で波乱に満ちた人物としても伝えられますが、戦争と苦難の時代にあって力強い指導力を発揮し、デンマークを現代的な国家構造へと導いた重要な指導者として評価されています。 ■王妃ルイーゼについて デンマーク=ノルウェー同盟国王フレデリク4世の最初の王妃ルイーゼ(1667–1721年)は、ドイツのメクレンブルク=ギュストロー公爵家出身の虔信的な女性であり、波乱に満ちた宮廷において陰ながら王国を支えた人物です。 1695年の結婚以降、彼女は敬虔主義運動に深い傾倒を示し、祈りと信仰に根ざした静寂な生活を好みました。その慎み深く堅実な人柄は、洗練された王室の雰囲気づくりに寄与し、宗教的・道徳的な良心として宮廷内で独自の存在感を放ちました。王との間には後のクリスチャン6世を含む子供たちをもうけ、次代の王教育にも信仰深い精神的影響を与えたとされています。 一方で、夫フレデリク4世の度重なる愛人問題や貴族女性との非公式な結婚により、宮廷生活は決して平坦なものではありませんでした。しかし、彼女は取り乱すことなく静かに誇りを保ち続け、国民や周囲の文官たちから深い同情と尊敬を集めました。 華やかな表舞台に立つことは少なかったものの、激動の時代にあって高潔な品位を守り抜き、王室の道徳的支柱として密かに歴史に刻まれた王妃として知られています。

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