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【MS61】1864年 フランス第2帝政 ナポレオン3世 有冠 100フラン金貨

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フランスのアンティークコインの中でも圧倒的人気のナポレオン3世コイン!
「ナポレオン金貨」として名高い20フランコインよりも額面の価値が高い100フランコインは、
今後も価値が急上昇していくこと間違いありません!

世界市場で抜群の人気を誇るフランスコインの中でも、
特に希少性と市場性に優れた金貨のご紹介となります。

■デザイン

表面:月桂冠をかぶったナポレオン3世
銘文:NAPOLEON III EMPEREUR/BARRE
※ナポレオンの頭部に月桂樹が巻かれた人気の高い有冠タイプです。

裏面:レジオンドヌールの勲章に縁どられた鷲と王冠
銘文:EMPIRE FRANÇAIS / 100 FRs / A 1864

刻印師:パリ造幣局第18代総監師アルバート・デザイアー・バレ
コイン彫刻家といえば、イギリスのウィリアム・ワイオンが非常に有名ですが、
ワイオンに並ぶフランスのコイン彫刻家としてバレ親子は有名です。

フランスコインの中には「BARRE」の名が多く彫刻されていますが、
中でも一番有名なコインがこのナポレオン3世をモチーフにしたコインで、
世界中で絶大な人気を誇ります。

■状態

MS 61

■コイン詳細

【発行年】1864年
【鋳造地】パリ
【発行枚数】5,536枚
【額面】100フラン
【素材】金
【重量】約32.258g
【直径】約35mm
【表面】月桂冠をかぶったナポレオン3世
【裏面】レジオンドヌールの勲章に縁どられた鷲と王冠
【エッヂ】刻印がエンボス加工されていて滑らか
【刻印師】Désiré-Albert Barre
【NGC鑑定】MS 61

■ポイント

*希少性
NGC鑑定枚数109枚。
発行枚数も少なく、鑑定枚数の少なさからも希少性を伺うことができます。
また、流通貨幣として使用されていたので状態が優れているものは多くはありません。
その為無冠、有冠を合わせた中でも状態の良いコインはとても希少となります。

ナポレオン3世の肖像が描かれた金貨は、アンティークコイン収集が注目を浴びてきた昨今は人気が急上昇し、次第に希少価値があがってきて高額になりつつあります。

*状態
NGC第7位鑑定品。
NGCによりMS 61の鑑定を受けています。
MSは市場に流通しなかった完全未使用品という意味であり、一般の通貨として発行されたコインの中では非常に状態の良い貴重なものだと言えるでしょう。

*市場性
ナポレオン3世が描かれた20フラン金貨は、一般的に「ナポレオン金貨」として非常に知名度と人気のあるコインです。しかし、アンティークコイン市場が非常に活発になった今、20フランコインに限らずナポレオン3世の金貨は全般的に注目度の高いコインとなりました。とりわけ、額面が最高価格である100フラン金貨は、20フラン金貨に負けない注目度を獲得することは間違いありません。

昨年末、日本でも映画「ナポレオン」の上映が決まり、世界の各メディアでもナポレオンに関する多くの報道がなされている中、世界的なナポレオンブームが到来しようとしています。
ジョージ6世が映画化された際、そのコインが急騰したように、今後はナポレオンコインも一層の注目を集めることになるでしょう。

アンティークコイン市場が活発になるにつれ、どんどん価格上昇をしているコインでもあります。
現在のお求め安い価格のうちに、ぜひコレクションに加えてはいかがでしょうか。

▼コインのストーリー

■概要

第二帝政時代のフランスで発行された100フラン金貨!
世界市場で絶大な人気を誇るナポレオンが描かれたコインです。

■フランスの歴史

本品の鋳造時におけるフランスは、1852年にナポレオン3世がクーデターを起こし、フランス第二帝政の皇帝として即位した時期です。ナポレオン3世の治世では、経済発展と都市改造を進める一方で、軍事力を背景に領土の拡張や植民地政策を進め、また、教育、交通、医療、文化に関しても改革を行い、現代化を進めていました。

第二帝政下では、フランス経済は急速に成長し、鉄道、港湾、道路、運河の建設が進み、都市計画による改革も進められました。また、フランスはアフリカや東南アジアなどで植民地を拡大し、帝国主義的な政策も推進しています。

一方で、第二帝政は政治的な不安定も伴いました。統治は強い皇帝の中央集権的な手法によって行われていたため、野党は弾圧され、自由主義者や社会主義者による反対運動も起きました。普仏戦争に敗北し、皇帝が捕虜となると、第二帝政は終焉を迎えることとなります。

第二帝政は、フランスにおいて近代化と帝国主義を推進した政権であり、経済的な発展をもたらしました。しかし、政治的な不安定さも同時に伴い、野党や労働者階級の反発を招き、最終的には敗北と崩壊を迎えることになりました。

■ナポレオン3世とは

ナポレオンと言えば、「余の辞書に不可能の文字はない」という言葉でも有名なフランスの皇帝ですが、こちらはナポレオン1世であり、ナポレオン3世はナポレオン1世の甥にあたる人物です。非常に有名な「ナポレオン金貨」も、このナポレオン3世の肖像が描かれた金貨。

ナポレオン1世の失脚後は、ナポレオン3世も国外亡命をしていましたが、1848年のフランス革命により、フランスへの帰国が叶いました。帰国してすぐ大統領選挙でフランス共和国大統領に就任し、わずか4年後に皇帝となります。皇帝となりナポレオン3世と呼ばれる前はルイ・ナポレオンと呼ばれていました。

国内をまとめつつ、クリミア戦争やアロー戦争、インドシナ出兵などで積極的に戦争へ加わりフランスの領土を広げています。しかし、1870年のプロイセン・フランス戦争にて敗れ、捕虜となったことで帝政が崩壊。その後、妻子と共にイギリスへ亡命してクーデターを計画するも、志半ばで死去してしまいました。

■月桂冠とは

月桂冠は、月桂樹の葉で作られた冠で、古くから勝利と栄光のシンボルとして使われてきました。月桂樹は条件が良くない場所でも太陽に向かってしっかりと育ち、古くから神聖視されている樹木です。

月桂冠は古代ギリシャでは月桂冠を優秀な人物や詩人、勝者の頭にかぶせることを習慣としており、ナポレオン1世も好んでいたアイテムです。戴冠式の最も、金で作った月桂冠を被っている姿が絵画や肖像画で見られます。
ナポレオン1世に習い、ナポレオン3世も勝利と栄光の象徴として、月桂冠を被っている姿をコインの肖像に選んだのでしょう。

■フランとは

「フラン」の名は、ラテン語の Johannes Dei Gratia Francorum Rex(神の恩寵によるフランクの王ジャン)が由来とされています。
その価値は当時の通貨であった「トゥールポンド」 (Livre tournois) と同一(1フラン=1トゥールポンド=20ソル)と定められました。
この最初のフランは「フランカ・シュヴァル」(Franc à cheval) と呼ばれています。

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