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【Ch AU 5/5 3/5】紀元前107年~26年 古代フェニキア シドン テトラドラクマ銀貨

SOLD OUT
歴史的な芸術遺産!
世界市場で抜群の人気を誇る希少な古代コインです。

2000年以上前の歴史と背景を誇りつつ、
奇跡の状態を保持する希少な銀貨のご紹介です。

■デザイン

表面:ベールに覆われ、ドレープがかかったティケーの胸像
※ティケー:ギリシア神話において都市の繁栄と運命を象徴する女神。
テュケーは美しさに満ちた女神として描かれ、その瞳には将来を予知する知恵が秘められています。彼女は都市の守護神とされ、都市の繁栄や成功は彼女の祝福によってもたらされると信じられています。テュケーへの崇敬は、さまざまな儀式や祭りを通じて表現され、都市の住民たちは彼女に感謝と敬意を捧げています。

裏面:中央に立つ鷲

■状態

Ch AU Strike: 5/5 Surface: 3/5

■コイン詳細

【発行年】紀元前107年~26年
【発行国】フェニキア シドン
【額面】 テトラドラクマ
【素材】銀
【重量】13.82g
【表面】ベールに覆われ、ドレープがかかったティケの胸像
【裏面】中央に立つ鷲
【NGC鑑定】Ch AU 5/5 3/5

■ポイント
*希少性
まず残存していることが困難であり、
状態の良いものを探すことはとても困難となっています。
古代でAU以上のグレーディング評価されることは極めて貴重です。

紀元前111年頃、セレウコス朝はシドンとティルスの双方に自治権を授けました。その際、ティルスはすぐに新しい自治貨幣を発行しましたが、シドンの貨幣は紀元前107/6年まで発行を開始しなかったと言われています。そのため、アラドスやティルスなど他の都市からのテトラドラクマは今日でも多く存在しますが、この時代のシドンのテトラドラクマは非常に希少であり、良好な状態のコインは滅多に見かけることが出来ません。

*状態
・Strike(打刻)は満点!最高評価!
・Surface(表面)は、3とこちらも申し分ありません。
・グレード: Ch AU(準未使用品)!
※「Ch」はChoiceの略号で、 AU(準未使用品)グレードの中でも特に状態の良いものに対して付与されます。

その他古代コインにありがちなマイナスとなるポイントは一切なし!
2000年以上も前とは思えない奇跡ともいえる状態を保持しています。

*市場性
この時代に鋳造されたコインはとても芸術性が高く、歴史的な芸術遺産として大変注目されています。
その為、状態の良いコインは市場に出ると投資家、コレクターがどんどん買いあさりすぐに姿を消してしまっています。

・歴史的価値がある希少な古代コイン
・完璧な保存状態
この条件を有したコインは世界中のコレクターから熱烈に愛されます。

2000年以上前のコインとは思えない美しい輝きを保った歴史的な芸術遺産とも言える古代コイン。
在庫があるタイミングで是非お手元のコレクションに加えていただきたい逸品になります。

▼コインのストーリー

■概要

歴史的な芸術遺産!
世界市場で抜群の人気を誇る希少な古代コインです。

■フェニキアとは

フェニキアは、古代の地中海東岸に位置した歴史的地域名。シリアの一角であり、北は現シリアのタルトゥースのあたりから、南はパレスチナのカルメル山に至る海岸沿いの南北に細長い地域であって、現在のレバノンの領域にあたります。

フェニキア人は、船舶技術と航海術において驚異的な進歩を遂げ、地中海全域にわたる貿易ネットワークを構築しました。特に彼らは紫色染料で有名であり、これは彼らの領域で産出された貴重な財産でした。フェニキア人は地中海の島々や沿岸地域と積極的に交易し、その結果、彼らの文化と技術は広く拡散しました。

都市国家の形成もフェニキアの歴史において重要な要素でした。ティルス、シドン、ビブロスなどの都市国家が独自の政治構造を築き上げ、同時に独自の文化や宗教を発展させました。これらの都市は激しい競争と同盟関係を通じて相互に影響を与え合い、地中海東部の重要な拠点として栄えました。

一方で、フェニキアは度々大国の影響下にあり、アッシリア、バビロニア、エジプト、ペルシャなどの大国との対立や支配を経験しました。その中でも、アレクサンダー大王による征服が最も著名であり、彼の死後、フェニキア地域はセレウコス朝やプトレマイオス朝の支配下に置かれました。

フェニキアの歴史は多様で複雑であり、その文化的な寄与や商業的な影響は地中海世界全体に及びました。

■シドン(サイダー:Saida)とは
シドンは、レバノン南部の県都で、アラビア語で「漁場」「漁師」を意味しています。ギリシャ人は「花に富む街」と称し、フェニキアの主要都市として古くから繁栄していました。レバノン内戦では荒廃し、ベイルート同様にイスラエル軍の攻撃を受けたが、終結後急速に復興。2000年には国立サイダ競技場でアジアカップを開催し、ラフィーク・ハリーリーの生地としても知られています。

紀元前は古代エジプト王朝の支配下で栄え、紀元前19、18世紀頃にはその最盛期を迎えました。創世記においては、イスラエルの領土拡大の際、シドンが北限として位置づけられ、その地域において特別な位置を占めていました。

■テトラドラクマとは

テトラドラクマは、古代ギリシャやヘレニズム時代に流通していた貨幣の一つで、「4ドラクマ」という意味です。

ドラクマは古代ギリシャの貨幣単位で、銀貨として使用されていました。テトラドラクマは、このドラクマを4つ束ねたもので、銀の重量は約17グラムほどでした。この貨幣は、アレクサンダー大王や彼の後継者たちが発行したもので、その影響力が及んだ地域で広く使用されていました。

テトラドラクマは、世界史上でも最も有名な貨幣の一つで、アレクサンダー大王が広大な帝国を築いた時代の象徴としても知られています。また、当時の東西文化の交流を促す貨幣としても重要な役割を果たしていました。


 

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