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【MS61】1763年 神聖ローマ帝国 ドイツ ハンブルグ ヴェルサイユの平和記念 1/2ポルトギーゼ(5ダカット)金貨

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超希少コイン!
世界市場で抜群の人気を誇る神聖ローマ帝国コインから
七年戦争後に結ばれたフベルトゥスブルク条約を記念したコインです。
NGCでの鑑定枚数も極わずかで、一度逃すと次はなかなか手に入りません!

■デザイン

表面:ハンブルクの女神ハモニアが右向きにひざまづいている様子
銘文:INTER SVPPLICATIONES GERMANIAE/ PIETAS HAMB. D.XV.MAI.

裏面:閉ざされたヤヌス神殿
銘文:SAECVLVM AVGVSTI REDIENS

■状態

MS 61

■コイン詳細

【発行年】1763年
【鋳造地】ハンブルク
【NGC鑑定枚数】2枚
【額面】1/2ポルトギーゼ(5ダカット)
【素材】金
【重量】約17.39g
【直径】約38.30mm
【表面】ハンブルクの女神ハモニアがひざまづいている様子
【裏面】閉鎖されたヤヌス神殿
【NGC鑑定】MS 61

■ポイント

*希少性
超希少コインです。
NGCで鑑定されていることが公開されている同コインは他に1枚のみ、世界でも鑑定枚数が非常に少なく、超希少コインと言えるでしょう。
ほとんど市場に出ていないもののため、一度購入を逃すと、次回はいつ手に入るかわかりません。

*状態
NGCにより、MS61という鑑定を受けています。MSは、市場に流通しなかった完全未使用品という意味です。細かな傷跡と、わずかなスタンピングエラーはありますが、これほど非常に希少なコインで状態が良いものにはなかなか出会えないでしょう。

*市場性
1763年はイギリス・フランス・スペインの間で結ばれたパリ条約が有名ですが、その他にもプロイセン王国とオーストリア間でも講和条約であるフベルトゥスブルク条約が結ばれており、当コインはそれを記念して作られたものです。
女神が祭壇の前にひざまづいているデザインは非常に珍しく、とりわけ女性が描かれたコインは大変人気があることから、世間的に注目度の高いコインであることに間違いありません。

七年戦争の後にプロイセン王国とオーストリア間で結ばれたフベルトゥスブルク条約を記念したコイン。
ドイツのアンティークコインではおなじみの女神、ハモニアが祈るようにひざまづいている姿が印象的です。

NGCでもほとんど鑑定実績の無い非常に希少なコインかつ、はっきりと刻印が見える超美品!
この機会を逃すともう二度と手に入らないかもしれません!

▼コインのストーリー

■概要

世界市場で抜群の人気を誇る神聖ローマ帝国コイン!
鑑定枚数わずか2枚という特筆すべき希少性を誇るレアコインです。

■神聖ローマ帝国とは

神聖ローマ帝国(Holy Roman Empire)は、中世から近世にかけての中欧地域に存在した政治的な連合体で、現代のドイツ、オーストリア、ベルギー、オランダ、チェコ、スロバキア、スロベニア、ルクセンブルク、スイスなどにまたがり、962年から1806年までの間続きました。

神聖ローマ帝国の特徴的な要素の一つは、その分散的な性格でした。帝国は複数の選帝侯(Kurfürsten)という選挙によって選ばれる皇帝によって統治され、その選帝侯自体が神聖ローマ帝国内の領主でした。このため、中央集権的な支配が難しく、帝国内には多くの独立した領邦や都市国家が存在しました。

帝国内の領主や都市国家は、皇帝の権威に対して相対的な自治権を保持し、自身の法律や通貨を持つことがありました。これは帝国内の多様性と地域ごとの文化の発展を促しましたが、一方で統一性の欠如も招きました。

宗教的側面では帝国内ではカトリック教会が支配的でしたが、宗教改革の時代にはマルティン・ルター(Martin Luther)などの宗教改革者が台頭し、プロテスタント信仰が広まりました。これにより、帝国内で宗教的な対立が生じ、三十年戦争(Thirty Years' War)などの宗教戦争が勃発しました。

帝国の終焉は、ナポレオン・ボナパルトによるフランス革命戦争の影響を受けて訪れました。1806年に、フランス皇帝ナポレオンは神聖ローマ皇帝フランツ2世を追放し、帝国は正式に解体されました。これにより、神聖ローマ帝国は歴史の舞台から姿を消しました。

神聖ローマ帝国は、その複雑な政治構造と多様性、宗教的な対立、そして文化的な遺産により、ヨーロッパ史上の重要な時代を象徴する存在とされています。

■フベルトゥスブルク条約とは

フベルトゥスブルク条約は、七年戦争ののちに1763年に結ばれた講和条約です。
七年戦争は、プロイセン王国とオーストリアの対立が軸にあり、プロイセン王国側にはイギリスが、オーストリア側にはフランスとロシアがつき、全ヨーロッパで繰り広げられました。

七年戦争ののちに結ばれた条約は、パリ条約が最も有名ですが、パリ条約はイギリスとフランス・スペイン間で結ばれた条約、フベルトゥスブルク条約は、プロイセン王国とオーストリア間で結ばれた条約です。
フベルトゥスブルク条約の内容は、主に2点あります。

1つは、現ポーランドのオドラ川の中・上流域にあるシュレジエンがプロイセン領であることをオーストリアが再度認めることです。
もう1つは、オーストリア皇后マリア・テレジアの息子であるヨーゼフが神聖ローマ帝国皇帝に選出された時には、プロイセン王フリードリヒ2世が協力することを約束することです。

■ハモニアとは

ハモニアは、ハンブルクの都市を表す女神です。ハンブルクをラテン語で表すと、ハモニア(Hammonia)となります。1754年以降、ハンブルクで鋳造されたコイン、特に記念コインにはハモニアが多く描かれています。

プロテスタントによる宗教改革以前は、ハンブルクの守護神は聖母マリアでしたが、以降ハモニアがハンブルクの擬人化した姿であり守護神として描かれるようになりました。背が高く美しい女神で、塔のような形の王冠をかぶっている姿で描かれているケースがよく見られます。

当コインのハモニアは、ハンブルク市の紋章が立てかけられた祭壇に祈っていることから、ハンブルクの繁栄や安全を願っているようにも見えます。当コインをデザインしたJ.L. Oexleinは多くのコインデザインを手掛けており、ハモニアの姿を表面によく描いていることで有名です。

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