アンティークコインの販売ならレアコインショップ

アンティークコインの販売ならレアコインショップ

×

【MS63】1765年 神聖ローマ帝国 オーストリア ヨーゼフ2世 1ダカット金貨

ASK
NGC鑑定枚数わずか5枚の希少性!
さらに最高鑑定の金貨です。
マリア・テレジアの息子であり神聖ローマ皇帝、ヨーゼフ2世が描かれた記念すべきコイン。
なかなか世に出回らない美品のため、ぜひ購入のチャンスを逃さないでください!

■デザイン

表面:ヨーゼフ2世の左向き横顔
銘文: IOSEPHVS II D G / ROM REX S A G R

裏面:バロック様式の枠に描かれている、ロレーヌとオーストリアの紋章をもった鷲。バロック様式の枠を2頭のグリフィンが支えている。
銘文:HUNG BOH & PRINC HER ARCHID AUSTR 1765

■状態

MS 63

■コイン詳細

【発行年】1765年
【鋳造地】ウィーン
【NGC鑑定枚数】5枚
【額面】1ダカット
【素材】金
【重量】約3.5g
【表面】ヨーゼフ2世の左向き横顔
【裏面】バロック様式の枠に描かれている、ロレーヌ家とオーストリアの紋章をもった鷲。バロック様式の枠を2頭のグリフィンが支えている。
【NGC鑑定】MS 63

■ポイント

*希少性
NGC鑑定枚数わずか5枚。
MS 61:1枚
MS 62:3枚
MS 63:1枚(本品)
オーストリアで2年間発行されていたヨーゼフ2世が描かれている1ダカット金貨。ヨーゼフ2世が神聖ローマ皇帝になった1765年と同年に発行されていることも希少性を物語っています。NGCでの鑑定枚数はわずか5枚と非常に少なく、一度逃すとなかなか再び同じものには巡り合えないでしょう。

*状態
NGCにより、MS63の評価を得ています。これは、NGCで鑑定された同コイン5枚中最も評価が高いものであり、細かい模様の隅々まで確認できる状態の良いコインと言えます。MSは、市場に流通しなかった完全未使用品という意味。記念コインなどではなく、流通していたコインで未使用品は大変貴重です。

*市場性
ヨーゼフ2世は有名なオーストリア皇后、マリア・テレジアの長男にしてフランス王妃マリー・アントワネットの兄でもあります。1765年には父のフランツ1世が無くなったことにより神聖ローマ皇帝を継承。
このように、表面のヨーゼフ2世は歴史的にも非常に知名度がある人物であり、また、当コインが発行された1765年はヨーゼフ2世が神聖ローマ皇帝になった年である事から歴史的にも非常に注目度の高いコインです。

そしてスラブにも記載されている、
「ケールモース・コレクション(Koehlmoos Collection)」。
各鑑定会社では、サルトン夫妻やマードック等、著名なコレクターがかつて所有していたコインには、
そのコレクション名を特別にスラブケースのラベルに印刷しています。

その信頼性とクオリティからこれだけでプレミアがつく希少コインとなります。

神聖ローマ皇帝であり、オーストリア大公としてオーストリアを統治したヨーゼフ2世の横顔が刻印された1ダカット金貨。
裏面には、ヨーゼフ2世の母マリア・テレジアからスタートしたハプスブルク・ロートリンゲン家の元となるロレーヌ家の紋章と、オーストリアの紋章が合わさったものが描かれています。

歴史的にも非常に名高く、また、繊細ながらもはっきりと柄のわかる超美品!
NGC鑑定枚数わずか5枚なので、この機会を逃すともう出会えないかもしれません!

▼コインのストーリー

■概要

世界市場で抜群の人気を誇る神聖ローマ帝国コイン!
神聖ローマ皇帝、ヨーゼフ2世が描かれた、鑑定枚数たった5枚の希少金貨です。

■神聖ローマ帝国とは

神聖ローマ帝国(Holy Roman Empire)は、中世から近世にかけての中欧地域に存在した政治的な連合体で、現代のドイツ、オーストリア、ベルギー、オランダ、チェコ、スロバキア、スロベニア、ルクセンブルク、スイスなどにまたがり、962年から1806年までの間続きました。

神聖ローマ帝国の特徴的な要素の一つは、その分散的な性格でした。帝国は複数の選帝侯(Kurfürsten)という選挙によって選ばれる皇帝によって統治され、その選帝侯自体が神聖ローマ帝国内の領主でした。このため、中央集権的な支配が難しく、帝国内には多くの独立した領邦や都市国家が存在しました。

帝国内の領主や都市国家は、皇帝の権威に対して相対的な自治権を保持し、自身の法律や通貨を持つことがありました。これは帝国内の多様性と地域ごとの文化の発展を促しましたが、一方で統一性の欠如も招きました。

宗教的側面では帝国内ではカトリック教会が支配的でしたが、宗教改革の時代にはマルティン・ルター(Martin Luther)などの宗教改革者が台頭し、プロテスタント信仰が広まりました。これにより、帝国内で宗教的な対立が生じ、三十年戦争(Thirty Years' War)などの宗教戦争が勃発しました。

帝国の終焉は、ナポレオン・ボナパルトによるフランス革命戦争の影響を受けて訪れました。1806年に、フランス皇帝ナポレオンは神聖ローマ皇帝フランツ2世を追放し、帝国は正式に解体されました。これにより、神聖ローマ帝国は歴史の舞台から姿を消しました。

神聖ローマ帝国は、その複雑な政治構造と多様性、宗教的な対立、そして文化的な遺産により、ヨーロッパ史上の重要な時代を象徴する存在とされています。

■ヨーゼフ2世とは

1765年より、現オーストリアである神聖ローマ帝国の皇帝となった人物です。また、母マリア・テレジアと共にオーストリア大公として統治していました。啓蒙思想の影響を強く受けていたことから、啓蒙主義には懐疑的であった母マリア・テレジアとは次第に意見の食い違いが多く見られるようになったと言われています。

マリア・テレジアが1780年に亡くなったことを機に単独統治を開始し、啓蒙思想に基づいた近代化政策を打ち出していたことから、ヨーゼフ2世の政策は「ヨーゼフ主義」として名を残し、「民主王」や「皇帝革命家」と呼ばれています。しかしながら母マリア・テレジアのほうが優れた統治者として評価されることが多く、ヨーゼフ2世への統治者としての評価はあまりふるわない部分もあります。

妹に、フランス王妃マリー・アントワネットがおり、1777年にはフランスを訪ねてマリー・アントワネットと夫であるルイ16世との仲を取り持ったとされています。ヨーゼフ2世がフランスを訪れた翌年にマリー・アントワネットに初めての子供が生まれたことから、ヨーゼフ2世の功績は大きかったと言えるでしょう。

■ロレーヌ家の紋章とは

コイン裏面の紋章は、ヨーロッパ貴族であるロレーヌ家の紋章、鷲が3羽斜めに配置されている紋章と、オーストリアの現国旗にもなっている赤と白のストライプであるオーストリア紋章が合わさったものです。元々は現フランスのロレーヌ地方を統治していた公爵家ですが、ハプスブルク家との婚姻により18世紀にハプスブルク=ロートリンゲン家となりました。

ハプスブルク=ロートリンゲン家は、ロレーヌ家出身の神聖ローマ皇帝であるフランツ1世と、ハプスブルク家のマリア・テレジアの婚姻によって始まった家系です。男子の跡継ぎに恵まれなかった神聖ローマ皇帝カール6世が長女マリア・テレジアとフランツ1世を結婚させることで皇位を継がせたことから始まりました。

■ダカット(Ducat)とは

ダカットは、中世後期から20世紀の後半頃までヨーロッパで使用された硬貨。同時期を通じて、多様な金属で作られた様々なダカットが存在した。
この硬貨が初めて発行されたのは、シチリア王ルッジェーロ2世統治下のプッリャ公国(公爵領)であったと考えられている。
「ダカット」という単語は中世ラテン語の"ducatus"(「公爵の」や「公爵領の」、又は「公爵の硬貨」の意。)が語源。

最近チェックした商品