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【MS66】1422年~1453年 フランス ヘンリー6世 サリュードール金貨

数量
3,800,000(税込)
入手困難!
世界市場で抜群の人気を誇るフランス金貨。
100年戦争の数年間のみ作成された希少な1枚です。

一枚一枚をハンマーで打って作成しているため、
同じコインでも個体差がある「一点物」であります。
これらの背景から"芸術性"も非常に優れており、
コレクターから高い認識を誇ります。

■デザイン

表面:聖母マリアと天使ガブリエルによる「受胎告知」のデザイン、下部にはイングランド王家とフランス王家の紋章の入った盾
銘文:HENRICVS : DEI : GRA : FRACORV : Ƶ : AGLIE : REX

裏面:十字架の左にユリ、右にヒョウ
銘文:XPC ★ VINCIT ★ XPC ★ REGNAT ★ XPC ★ IMPERAT
※彫金師がハンマーで打って制作しているため一点物の芸術性の高いコインです。

■状態

 MS 66

■コイン詳細

【発行年】1422年~1453年
【鋳造地】サン・ロー
【NGC鑑定枚数】206枚
【素材】金
【重量】3.49g
【直径】約27mm
【表面】聖母マリアと天使ガブリエルによる「受胎告知」のデザイン
【裏面】十字架の左にユリ、右にヒョウ
【NGC鑑定】MS 66

■ポイント

*希少性
NGC鑑定枚数206枚!
鑑定枚数も少なく状態の良いものは市場ではめったに見かけることができません。

*状態
NGC第4位鑑定品
この上には僅か3枚しかありません。
約600年前のコインでMS(完全未使用品)評価と抜群の状態を保持しています。

*市場性
サリュードール金貨は、イギリスとフランスの100年戦争(1339-1453)の最中、イギリスがフランスに勝利し、フランスの王位を獲得したことを記念して発行が決まった金貨です。

発行期間は、イギリスとフランスが死闘を繰り返していた1422年~1453年。
激動の期間の僅かの間にのみ発行された金貨であり、大変希少性の高いコインとなっています。

表面のデザインはあのレオナルド・ダ・ヴィンチや名だたる作家がモチーフにしていたキリスト教のエピソードを描いた【受胎告知】。
さらにこのサリュードール金貨は一枚一枚をハンマーで打って作成しているため一点物でもあり、その希少性と芸術的なデザイン性からフランスコインの芸術遺産としてとても高い人気を誇っています。

”芸術遺産!サリュードール金貨”×”希少なハイグレード品”
の組み合わせは世界中のコレクターも注目の逸品!

600年以上前のコインとは思えない美しい輝きを保ち、
歴史的な芸術遺産とも言えるこのコイン。
コレクションとしても、投資対象としても申し分のない1枚です。

▼コインのストーリー

■概要

100年戦争の数年間のみ作成された希少なハンマーコイン。
特に希少性と市場性に優れた希少な金貨です。

■百年戦争とは

フランス百年戦争は、1337年から1453年までの間、イングランドとフランスの間で繰り広げられた歴史的な戦闘。発端は、フランス王位継承問題に端を発しており、これが長い対立の火種となりました。正確には116年にわたるこの戦争は、政治的な紛争、領土争い、そして王位継承権をめぐる複雑な問題によって引き起こされました。

最初は、イングランドの王位継承権を主張するエドワード3世がフランスに対して挑発的な行動を取りました。これに対し、フランスの王国はこれに反発し、戦火が始まりました。戦局はしばしば波乱に富んでおり、クレシーの戦い(1346年)やポワティエの戦い(1356年)などで両軍は激突しました。

戦争の中で、突出した人物としてジャンヌ・ダルクが輝きを放ちました。彼女は農村出身の少女でありながら、神聖な使命を感じ、フランス軍を奮起させました。ジャンヌ・ダルクの導きにより、フランスは数々の戦いで勝利を収め、戦局が好転しました。しかし、その後、彼女は捕らえられ異端審問にかけられ、1431年に処刑される悲劇が待っていました。

戦争の結末は、1453年のカスティヨンの戦いで明らかとなりました。フランスがこれを制し、百年戦争は終結しました。この戦争の結果、フランスは国土を安定させ、国家統一の基盤を築く契機となりました。一方で、イングランドは多くの戦争疲れと資源の喪失を経験し、王位継承問題は解決されましたが、国内の不安定さが続きました。

フランス百年戦争は中世ヨーロッパにおける国家形成のプロセスに深く関与し、戦争による技術の進歩や社会の変化も生み出しました。また、ジャンヌ・ダルクのような個々の人物の活躍が歴史の中で輝く瞬間となりました。

■ヘンリー6世とは

ヘンリー6世は、ランカスター朝最後のイングランド王(在位:1422年8月31日 - 1461年5月4日、1470年10月30日 - 1471年4月11日)。フランス王も兼ねた(在位:1422年 - 1453年)。

ヘンリー6世は1421年12月6日、ヘンリー5世とキャサリン夫妻の唯一の子としてウィンザー城で誕生し、1422年8月31日、生後9ヶ月で父の死によりイングランド王位を、2ヶ月後の10月には母方の祖父であるシャルル6世の死により、1420年のトロワ条約に従ってフランス王位を継いでいます。

この時期は、フランス百年戦争の最終段階であり、ヘンリー6世の統治下でのフランスは複雑な政治情勢と戦争の影響を受けていました。

彼の統治期間中、フランスはノルマンディーを失い、ブルゴーニュ公国とアルマニャック派の対立が激化しました。これにより、フランス内での対立が深まり、国土は荒廃しました。一方で、イングランドも政治的な混乱に見舞われ、ヘンリー6世自身も彼の精神的な不安定さが政権への不安定さにも繋がりました。

また、ヘンリー6世の統治は宗教面でも重要な時期を迎えていました。百年戦争の戦禍により、人々は苦難と不安に見舞われ、宗教に対する信仰が一層強まっていました。この時期、ジャンヌ・ダルクという少女がフランス軍を鼓舞し、フランスの救世主として活躍しています。ジャンヌ・ダルクの登場は、ヘンリー6世の統治下でのフランスの戦局に新たな希望をもたらすことになりました。

ヘンリー6世は、教育にも力を入れ、イートン校とケンブリッジ大学(キングス・カレッジ)の設立、シオン寺院等を完成させ、後世にまで残る業績として今も讃えられています。
毎年ヘンリー6世の命日には、イートン校とケンブリッジ大学の総長が、白百合と薔薇そして花を象った両校の紋章をロンドン塔のウェイクフィールド・タワーにあるヘンリー6世が祈祷中に殺害されたとされる現場に手向けられています。

■キリスト教の「受胎告知」とは

聖母マリアと天使ガブリエルによる「受胎告知」は、キリスト教の聖書に登場するエピソードの一つです。これは、福音書である『ルカによる福音書』1章26-38節に詳しく記述されています。

告知の場面では、天使ガブリエルが神の使者として聖母マリアに現れ、神の祝福を伝えます。ガブリエルはマリアに対して、「恐れることはない。あなたは神の恵みにあずかり、見いだされた」と告げ、マリアは初めてその神秘的な使命を知ります。天使は更に、「恐れずに子を宿せ。その子は大いなる者と呼ばれ、いと高き者の子となる。主なる神は彼にダビデの位を与え、彼は永遠に絶え間なく支配するであろう」と伝えます。

聖母マリアは謙虚な心で神の計画を受け入れ、「見こちなく、しもべの身であるわたしに、みこころが行われますように」と言い、神の計画に従うことを決意します。この瞬間がキリスト教においては「受胎告知」と呼ばれ、イエス・キリストの受胎が宣告された瞬間として記憶されています。

このエピソードはキリスト教の信仰において、神の摂理と人間の協力、そしてイエス・キリストの降誕への序章と見なされており、聖母マリアは「神の母(テオトコス)」として尊ばれています。この告知の瞬間がキリストの受胎という神聖な始まりを象徴し、クリスマスの誕生を前にした希望に満ちた瞬間としてキリスト教徒にとって特別な意味を持っています。

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