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【MS65】1885年 メキシコ 8レアル銀貨

SOLD OUT
コレクターも注目の1枚!
世界中で主流的地位を獲得していた貿易銀貨!

近年注目度の高いメキシココインから、
「最高鑑定品」の希少銀貨のご紹介となります。

■デザイン

表面:サボテンの上に蛇を咥える鷲
銘文:REPUBLICA MEXICANA

裏面:太陽の光を背にした自由の帽子
銘文:LIBERTAD.8R.Mo.1885.M.H.10Ds.20Gs.
※【Mo】:メキシコ・シティ造幣局鋳造、【10Ds20Gs】:銀品位.902(90.2%)を意味しています。

■状態

MS65

■コイン詳細

【発行年】1885年
【鋳造地】メキシコ・シティ造幣局
【額面】8レアル
【発行枚数】3,649,000枚
【素材】銀
【重量】約27.07g
【直径】約38.9mm
【表面】サボテンの上に蛇を咥える鷲
【裏面】太陽の光を背にした自由の帽子
【ANACS鑑定】MS65

■ポイント

*希少性
ANACS鑑定枚数9枚
PCGS鑑定枚数61枚
NGC鑑定枚数100枚
発行枚数は多いものの新貨鋳造のためほとんどが鋳潰されてしまい、状態の良いコインは大変希少となります。

*状態
ANACS最高鑑定品
PCGS第2位鑑定。この上には1枚しかありません。
NGC第3位鑑定。この上には2枚しかありません。
上位グレードはわずか3枚と大変素晴らしい状態を保持しています。

*市場性
アメリカ、イギリス、フランスおよび日本などが貿易銀を発行して東洋貿易の主導権争奪戦を繰り広げた中、他を寄せ付けず世界中でゆるぎない地位を獲得していたメキシコ8レアル銀貨!
芸術性の高さや希少性も相まって世界中のコレクターから非常に高い注目を集めています。

かつ他の銀貨とは一線を画す大型銀貨です。
大型銀貨はコレクター、投資家からの人気も高く世界中で高値で取引がされています。

お求めやすい価格でありながら、その価値の成長に期待の膨らむメキシココイン!
お手ごろな価格のうちにコレクションし今後の値動きを楽しんでみてはいかがでしょうか。

▼コインのストーリー

■概要

今大注目のメキシココイン!
希少な最高鑑定品の1枚です。

■メキシコ時代背景

1880年代のメキシコは、ポルフィリオ・ディアスによるメキシコ史上初の長期安定を実現した時代でした。

この時期、メキシコは復興共和国として再建され、自由主義者が主導権を握りました。自由主義者には文民と軍人の二つの派閥があり、文民は高等教育を受けた白人層で、理想主義的な志向を持っていました。一方、軍人は高等教育を受けていないメスティーソ(混血)で、現実主義的な傾向が強かったです。両派は近代化と西欧化を目指していましたが、手段には違いがありました。

この時期には実証主義の考え方が導入され、教育に大きな影響を与えました。実証主義者は「自由と秩序と進歩」をスローガンに掲げ、カトリック教会から教育を世俗化し、スペイン語教育や自然科学、数学教育を普及させました。しかし、これによりメキシコの土着文化や言語、カトリック教の伝統が抑圧される一方で、非スペイン語住民であるインディオの文化も圧迫されました。

マクシミリアン処刑後、フアレス政権は軍備削減と経済の発展を目指しました。外国資本の導入による国内開発が進み、鉄道の敷設や鉱山の開発、プランテーションの建設などが行われ、経済は成長しました。特にアメリカの資本による鉄道建設は目覚ましく、鉄道総延長は1876年の600kmから1910年には約20,000kmに拡大しました。

ディアス将軍は軍事独裁体制を確立し、長期の安定を実現しましたが、農村部の困難な生活や労働者の厳しい状況、文化や言語の抑圧などが社会不安を引き起こしました。経済の発展は都市部に限定され、貧富の差が拡大し、社会不満が高まりました。

のちにこれらの要因が背景となり、メキシコ革命につながることになります。

■レアルとは

レアル(real)」は、スペイン語圏とポルトガル語圏で使用される通貨で、かつては多くの国で使用されました。現在、ブラジルでのみ「ブラジルレアル」が現行通貨として使用されています。
この通貨名は、スペイン語とポルトガル語で「王(の)」を意味する語であり、英語の「ロイヤル」に関連しています。

日本語仮名では「レアル」と表記されますが、発音はポルトガル語では「リアル」(ポルトガルで)および「ヘアウ」(ブラジルで)であり、複数形もそれぞれの言語で異なります。スペイン語では「reales」(レアレス)、ポルトガル語では「réis」(レイス)、ブラジルの新レアルでは「reais」(レアイス)となります。

■貿易銀とは

「貿易銀」とは、貿易取引専用に発行された大型銀貨のことを指します。19世紀後半に、アメリカ、日本、イギリスなどで通常の大型銀貨とは別に、特に貿易取引に使用するために発行された銀貨を指す言葉です。この貨幣は、メキシコ銀貨など世界市場において流通した1ドル銀貨と同サイズの洋銀すべてを指す場合もあります。

日本の場合、狭義には1875年から発行された「貿易銀」と表記された銀貨を指しますが、広義には1871年から発行された一円銀貨を含むこともあります。江戸時代には、朝鮮との貿易取引専用に特別に鋳造された人参代往古銀も、貿易銀の先駆けとされています。さらに、日本で貿易専用として鋳造された他の貨幣には、幕末に鋳造された安政二朱銀や、長崎貿易銭などの例も存在します。

貿易銀は国際的な貿易に使用された銀貨であり、異なる国々で発行されていました。

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