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【AU58】1700年 神聖ローマ帝国 ドイツ ニュルンベルク リストライク 角ラムダカット 1ダカット 金貨

SOLD OUT
入手困難!
動物コインで根強い人気のラムダカット金貨。
人気コインのより稀少な角型"クリッペ(Klippe)"タイプです!

世界市場で抜群の人気を誇るラムダカット金貨から
特に状態と市場性に優れた希少金貨のご紹介となります。

■デザイン

表面:PAX(平和)の旗を持ち、地球の上に立つ羊(神の子羊)
銘文:TEMPORA NOSTRA PATER DONATA PACE CORONA

裏面:3枚の盾の上に平和の象徴の鳩
銘文:RESP NORIMBERGENSIS SECVLVM NOVVM CELEBRAT GCL

ゼウスの神話、黄金の羊伝説「地球上に立つ羊」の図柄から「ラムダカット」と呼ばれています。
表面に描かれている地球の上に立つ羊の頭部には神聖の象徴「光輪」が描かれ、
その羊が持っている旗にはラテン語で平和を意味する“PAX”が記されています。
表裏の至る所に平和をモチーフにしたとても意味深いデザインです。

GCL:ニュルンベルクのミントマスターである、Carl Gotteib Lauffer(造幣局長:1746-55)のイニシャル。
裏面3枚の盾の下に刻印されています。

■状態

AU58

■コイン詳細

【発行年】1700年(リストライク1746-1755年)
【発行国】ドイツ ニュルンベルク
【額面】1ダカット
【素材】金
【重量】約3.5g
【直径】約19mm
【表面】「PAX(平和)」の旗を持ち、地球の上に立つ羊(神の子羊)
【裏面】3枚の盾の上に平和の象徴の鳩
【NGC鑑定】AU58

■ポイント

*希少性
NGC鑑定枚数わずか22枚!
本品は、クリッペ(四角)金貨で製造されています。このクリッペ金貨は緊急通貨として製造され、円形ではなく直線的にカットされたまま発行された非常に希少なタイプのコインです。
鑑定済コインも僅かしかなく残存枚数からも特筆すべき希少性が伺えます。

*状態
NGC第5位鑑定品
この時代のコインは良い状態のものが少ない中、大変希少なAU(準未使用品)評価!
約300年以上前とは思えない素晴らしい状態を保持しています。

*市場性
ドイツの宗教内乱に端を発し、後にヨーロッパの各国が介入して国際的な戦争となった、最後にして最大の宗教戦争ともいわれる三十年戦争。その戦争ではニュルンベルクも激戦地となり、甚大な被害を受けたと言われています。

本品は、その戦争終結後の平和への願いがデザインされた、世界中のコレクターから絶大な人気を誇る金貨です。

さらにリストライクされるということは、そのコインの人気が非常に高いことや、芸術的価値が高いことの証明でもあります。

・歴史的価値があるコイン
・人気デザイン
・ハイグレード品
この条件を有したコインは世界中のコレクターから熱烈に愛されます。

美しさと芸術性があふれたこのダカット金貨は市場性と希少性を兼ね備えた今後の価格推移も大いに期待できる金貨です。
是非お手元のコレクションに加えていただきたい逸品になります。

▼コインのストーリー

■概要

動物コインで根強い人気のラムダカット金貨。
人気コインのより稀少な角型"クリッペ(Klippe)"タイプです!

■神聖ローマ帝国とは

神聖ローマ帝国(Holy Roman Empire)は、中世から近世にかけての中欧地域に存在した政治的な連合体で、現代のドイツ、オーストリア、ベルギー、オランダ、チェコ、スロバキア、スロベニア、ルクセンブルク、スイスなどにまたがり、962年から1806年までの間続いた帝国。

神聖ローマ帝国は、ローマ帝国の後継国家を自称し、神聖ローマ皇帝によって統治されています。神聖ローマ皇帝は、神聖ローマ教会(Catholic Church)の支持を受け、神の意思によって選ばれたとされていました。

成立は、フランク王国の皇帝カール大帝の死後、東フランク王オットー1世がイタリアを征服し、教皇ヨハネス12世によって962年に皇帝に戴冠されたことに始まります。以降、神聖ローマ帝国は、諸侯が自らの領土を支配し、皇帝は主に外交や司法を担当するという、分権的な政治体制が確立されていました。

神聖ローマ帝国は、ドイツを中心とした中欧に広がり、領域は時期によって拡大や縮小を繰り返しました。帝国の領土は、選帝侯や帝国直轄領、自由都市などに分かれ、地域によって政治や社会の制度が異なっていました。

神聖ローマ帝国は中世ヨーロッパの政治・文化・宗教史にも大きな影響を与えています。帝国内の諸侯や都市国家は、相互に競い合いながら文化や技術の発展を促し、キリスト教文化の拠点としても機能しました。また、宗教改革の時期には、神聖ローマ皇帝やカトリック教会との対立が起こり、帝国内部でも宗教分派の対立が深まっていきました。

18世紀に入ると、神聖ローマ帝国は国際政治において影響力を失い、プロイセン王国やオーストリア帝国などの国家に取って代わられることとなります。1806年には、フランス皇帝ナポレオン・ボナパルトによって解体され、1806年8月6日に神聖ローマ皇帝フランツ2世は、自らの皇帝の地位を廃止し、神聖ローマ帝国はその歴史に幕を閉じています。

■ニュルンベルクの概要

ニュルンベルクは、ドイツ連邦共和国南部に位置し、バイエルン州のミッテルフランケン行政管区に属する郡独立市。

中世から続く伝統ある、ドイツ史にとって極めて重要な都市。神聖ローマ帝国の帝国会議が最も多く開かれ、歴代の神聖ローマ皇帝が居住・滞在したニュルンベルク城を有し、神聖ローマ皇帝の正当性を証する帝国宝物(「帝国権標」、「戴冠式装束」、「帝国聖遺物」)が保管されています。
「帝国の宝石箱」「帝国都市」と呼ばれるほど文化・芸術をリードする存在となりました。

■ニュルンベルグの歴史

三十年戦争(主にドイツ”神聖ローマ帝国”を舞台として1618年から1648年にかけて戦われた宗教的・政治的諸戦争の総称)の時代、ニュルンベルク周辺の地域は長年続いた陣地戦の戦場となっていました。ニュルンベルク自体が征服されることはなかったものの、周辺地域の荒廃や、経済的な衰弱等甚大な被害が出ていました。戦後は1649年にニュルンベルクで「平和の宴」が催され、敵対していた両陣営がともに何日も祝宴を行い、平和の祝賀ムードを確かめ合った場所でもあります。

■Restrike(リストライク)とは

以前発行されたコインの復刻版・再鋳貨版のことをリストライクといいます。
コインがリストライクされるのは、以下の理由があります。

①希少性が高く入手が難しいオリジナルコインの人気が高くなった。
②芸術的観点から打ちなおす価値があると判断された。
③人気があるコインに状態のいいものが少ない。

などの理由から作成されています。

■ダカット(Ducat)とは

ダカットは、中世後期から20世紀の後半頃までヨーロッパで使用された硬貨。同時期を通じて、多様な金属で作られた様々なダカットが存在しました。
この硬貨が初めて発行されたのは、シチリア王ルッジェーロ2世統治下のプッリャ公国(公爵領)であったと考えられています。
「ダカット」という単語は中世ラテン語の"ducatus"(「公爵の」や「公爵領の」、又は「公爵の硬貨」の意。)が語源とされています。

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