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1612年 神聖ローマ帝国 ネーデルラント連邦共和国 ライオン ライクスダアルダー銀貨

SOLD OUT
入手困難!
ネーデルラント(オランダ)の独立と繁栄を象徴する希少コイン!
”鑑定枚数1枚”という市場では出会うことのない大変貴重な一枚です。

世界市場で抜群の人気を誇る神聖ローマ帝国コインで、奇跡的な保存状態で唯一鑑定を誇ります。
他では間違いなく入手困難なレアコインのご紹介になります。

■デザイン

表面:右手で剣を肩に当て、左手にネーデルランドの紋章の盾を持った鎧を着た騎士像
銘文:✤ MO · ARG · PRO · CONFOE · BEL · GEL · 

裏面:ネーデルラント連邦共和国の紋章
銘文:× · CONCORDIA · RES · PARVÆ · CRESCVNT ·

■状態

AU58

■コイン詳細

【発行年】1612年
【鋳造地】ヘルダーラント
【NGC鑑定枚数】1枚
【額面】1ライクスダアルダー
【素材】銀
【重量】28.33g
【直径】40mm
【表面】右手で剣を肩に当て、左手にネーデルランドの紋章の盾を持った鎧を着た騎士像
【裏面】ネーデルラント連邦共和国の紋章
【NGC鑑定】AU58
【専門書】
1: Davenport 4828
2: KM 16.1
3: CNM 2.17.121
4: P&W Ge73
5: Delmonte S, Nb Argent 938

■ポイント

*希少性
”NGC鑑定枚数1枚”
本コインは、八十年戦争(オランダ独立戦争)の休戦中に鋳造され、後にヨーロッパ全体を巻き込んだ最大の宗教戦争でもあった、三十年戦争という激動の時代をも生き抜いた歴史的な逸品になります。現存する枚数も極めて少なく、これまでに鑑定されたものは本品のみ!まさに唯一無二の存在です。銀貨コレクターにとっても注目すべき逸品であることは間違いありません。

*状態
”NGC最高鑑定”
この時代の銀貨はコレクション対象となる良い状態のものが極めて少ない中、大変貴重なAU(準未使用)評価!
打刻の鮮明さ、細部に至るまでの美しさも申し分ありません。

*市場性
このライクスダアルダー銀貨は、ネーデルラントがスペインからの独立を果たし、ヨーロッパにおいて新たな共和国として成立した時代に鋳造された貴重なコインです。

この時期、ネーデルラント連邦共和国(オランダ)は八十年戦争を経てスペインの支配から脱却し、ヨーロッパにおける独立国家として台頭した時代でもありました。この銀貨は、その独立と自由の象徴であり、共和国の強い意志を体現しています。

デザインには勇敢なライオンの姿が刻まれ、共和国の精神と独立への誇りが反映されています。また、当時商業と交易の中心地として栄えたネーデルラントの繁栄と経済的自立を象徴する存在としても評価されています。

この激動の時代に鋳造され、良好な状態で現存するコインは極めて希少であり、市場に出回ることはほとんどありません。そのため、コレクターや投資家のみならず、歴史に興味を持つ多くの人々からも歴史的価値の高い逸品として評価されています。

数々の物語を秘めた歴史のロマンへと誘う逸品!
市場では出会うことのできない貴重な1枚です。
お手ごろな価格のうちにコレクションし今後の値動きを楽しんでみてはいかがでしょうか。

■概要

世界市場で抜群の人気を誇る神聖ローマ帝国コイン!
コレクターを魅了してやまない鑑定枚数1枚の貴重な銀貨です。

■神聖ローマ帝国とは

神聖ローマ帝国(Holy Roman Empire)は、中世から近世にかけての中欧地域に存在した政治的な連合体で、現代のドイツ、オーストリア、ベルギー、オランダ、チェコ、スロバキア、スロベニア、ルクセンブルク、スイスなどにまたがり、962年から1806年までの間続きました。

神聖ローマ帝国の特徴的な要素の一つは、その分散的な性格でした。帝国は複数の選帝侯(Kurfürsten)という選挙によって選ばれる皇帝によって統治され、その選帝侯自体が神聖ローマ帝国内の領主でした。このため、中央集権的な支配が難しく、帝国内には多くの独立した領邦や都市国家が存在しました。

帝国内の領主や都市国家は、皇帝の権威に対して相対的な自治権を保持し、自身の法律や通貨を持つことがありました。これは帝国内の多様性と地域ごとの文化の発展を促しましたが、一方で統一性の欠如も招きました。

宗教的側面では帝国内ではカトリック教会が支配的でしたが、宗教改革の時代にはマルティン・ルター(Martin Luther)などの宗教改革者が台頭し、プロテスタント信仰が広まりました。これにより、帝国内で宗教的な対立が生じ、三十年戦争(Thirty Years' War)などの宗教戦争が勃発しました。

帝国の終焉は、ナポレオン・ボナパルトによるフランス革命戦争の影響を受けて訪れました。1806年に、フランス皇帝ナポレオンは神聖ローマ皇帝フランツ2世を追放し、帝国は正式に解体されました。これにより、神聖ローマ帝国は歴史の舞台から姿を消しました。

神聖ローマ帝国は、その複雑な政治構造と多様性、宗教的な対立、そして文化的な遺産により、ヨーロッパ史上の重要な時代を象徴する存在とされています。

■ネーデルラント連邦共和国

ネーデルラント連邦共和国(オランダ共和国)は、16世紀から18世紀にかけて現在のオランダとベルギー北部に存在した国家です。現代のオランダ王国の原型とされ、正式名称は「七州連合ネーデルラント共和国」とも呼ばれます。

この共和国は、ホラント州、ゼーラント州、ユトレヒト州、フリースラント州、オーファーアイセル州、フローニンゲン州、ヘルダーラント州の7州から構成され、他にもドレンテ準州やブラーバントなどの直轄領が含まれていました。特にホラント州は経済や外交で重要な役割を果たし、連邦全体の費用の半分以上を負担していたため、連邦の通称や現代の「オランダ」という呼称の由来ともなっています。

現在のベネルクス地方(ベルギー、オランダ(ネーデルラント)、ルクセンブルク)はかつて神聖ローマ帝国の一部で、毛織物産業や海上貿易で栄えていました。15世紀末にスペインを本拠とするハプスブルク家の領土となり、重税政策への反発とカルヴァン派が多かったオランダ北部では、カトリックを強制するスペインに対し1568年にオランダ独立戦争が勃発しました。1579年にはオランダ連合州が独立を宣言し、1648年のヴェストファーレン条約で独立が正式に認められています。

■ライクスダアルダー銀貨

オランダでは、ターラーに由来するダアルダー(ダールダー、daalder)やライクスダアルダー(rijksdaalder)がギルダー(gulden)とともに流通していました。

ダアルダーは1.5ギルダー、ライクスダアルダーは2.5ギルダーの価値がありました。ライクスダアルダーにはライオンの像が彫られていたため、「リューエンダーラー」(leeuwendaler、ライオン・ドル)とも呼ばれ、ドイツ語では「レーヴェンターラー」(Löwenthaler)とも呼ばれていました。

この通貨はオスマン帝国の地域でも流通しており、例えばルーマニアでは、ルーマニア・レウやモルドバ・レウ、さらにはブルガリアのレウ(lev)といった通貨名が「ライオン」を意味する由来となりました。また、オスマン帝国がダアルダーを模倣して独自に発行した銀貨は「ピアストル」と呼ばれるようになりました。ライクスダアルダーの発行は、2002年にギルダーがユーロに切り替えられるまで続きました。

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