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【MS61】1643年 イタリア 教皇領 ローマ教皇ウルバヌス8世 1ピアストラ銀貨

SOLD OUT

カトリック信仰と芸術が融合した珠玉の逸品!
鑑定枚数わずか1枚!
教皇ローマの祈りと威厳が宿る、唯一無二の歴史遺産です。

 

抜群の人気を誇るイタリア・教皇領コインの中でも、
他ではまず手に入らない、非常に高い希少価値を備えた逸品です。

 

■デザイン


表面:ローマ教皇ウルバヌス8世の右向き胸像
銘文:VRBANVS VIII PON MAX A XX(訳:ウルバヌス8世 教皇 在位20年)

 

裏面:大天使聖ミカエルが竜(ルシファー、悪魔)を剣で退治しているモチーフ
銘文:VIVIT DEUS(訳:神は生きておられる)、ROMA(訳:ローマ)

 

表面には威厳あふれるローマ教皇ウルバヌス8世の横顔、裏面には悪を打ち砕く大天使聖ミカエルの雄姿が力強く描かれています。このデザインは単なる装飾ではなく、当時のカトリック教会が宗教改革の波にさらされる中で掲げた、信仰の正統性と神の加護への確信を象徴しています。

 

特に聖ミカエルが振るう剣は、ローマをペストの猛威から救ったという伝説に基づき、教皇の守護聖人としての存在感を際立たせています。さらに銘文「VIVIT DEUS(神は生きている)」は、生ける神の力と教会の不滅の精神を高らかに宣言するものであり、ウルバヌス8世はこの図像を通じて、個人ではなく教皇職そのものが神の加護を受けて悪に立ち向かう姿を強調しました。
まさに当時の宗教的緊張と精神的高揚をそのまま銀面に封じ込めた歴史的アートといえます。

 

■状態


MS61

 

■コイン詳細


【発行年】1643年
【鋳造地】ローマ
【NGC鑑定枚数】1枚
【額面】1ピアストラ銀貨(1スクード銀貨に相当)
【素材】銀
【重量】約31.86g
【直径】約40mm
【表面】ローマ教皇ウルバヌス8世の右向き胸像
【裏面】大天使聖ミカエルが竜(ルシファー、悪魔)を剣で退治しているモチーフ
【NGC鑑定】MS61

 

■ポイント


*希少性
“NGC鑑定枚数1枚”
本品は、世界的鑑定機関NGCにおいてMS61の評価を受けた唯一の個体として登録されており、まさに唯一無二の存在です。NGCの公式データベースにおいて、同型のピアストラ銀貨(Dav-4059)は本品1点のみが記録されており、他には一切存在しません。この“1”という数字は単なる統計ではなく、17世紀に鋳造された銀貨が完全な状態で現代に受け継がれてきたという歴史的奇跡を物語っています。

 

さらに、本コインの発行背景にも注目すべき価値があります。ピアストラ銀貨は当時の教皇領において、日常流通ではなく、高額決済や儀礼的贈答に用いられた格式高い大型銀貨でした。その発行は極めて限定的で、教皇庁の権威と威信を象徴する役割を担っていました。とりわけ1643年、ウルバヌス8世が発行した本品は、図像構成や銘文に強い宗教的メッセージを込めた象徴的・記念的な鋳造品とされており、当時のカトリック教会の精神的闘争を映し出す貴重な歴史資料でもあります。

 

市場で出会える可能性は極めて低く、コレクターにとって、まさに「一期一会」の逸品といっても過言ではありません。

 

*状態
”MS61(完全未使用品)”
この時代のコインは良い状態のものが少ない中、大変貴重なMS(完全未使用品)評価!
銀製のコインやメダルは経年劣化による摩耗が避けられないものですが、本品はその影響を最小限に抑え、当時の姿をほぼそのまま残しています。未使用品の状態を保つことは非常に稀であり、打刻の鮮明さ、細部の美しさ、そして時を超えて放たれる輝きは、まさに歴史的価値を持つ芸術品といえます。

 

*市場性
本コインは、17世紀ローマ教皇ウルバヌス8世の治世下、1643年に教皇領で発行された大型銀貨「ピアストラ」にあたります。バロック文化が爛熟し、カトリックの宗教的威信が頂点に達したこの時代、本貨には単なる決済手段を超えた深い宗教的・政治的メッセージが緻密に刻み込まれています。表面には威厳を湛えた教皇の肖像、裏面には邪悪を討つ大天使ミカエルの勇壮な姿が描かれ、銘文「VIVIT DEUS(神は生きている)」が信仰の力強い宣言として浮かび上がります。

 

1643年は、ウルバヌス8世の治世20周年という節目であり、同時に三十年戦争の終盤、そしてカストロ戦争という教皇領にとって試練の時期でもありました。芸術と建築によって神の栄光を示す一方、軍事・政治面でも教皇権の拡張を図った彼の姿勢が、この銀貨に凝縮されています。特に裏面に描かれた聖ミカエルは、ローマの守護聖人として市民の信仰を集め、同時にカトリック教会が異端と闘う姿勢の象徴としても解釈されます。ローマ教会の礎たる使徒たちの図像が荘厳に刻まれ、教皇庁の正統性と神聖さを印象づけます。

 

こうした芸術性・象徴性・歴史性を三位一体で備えた本コインは、まさに「語る貨幣」と呼ぶにふさわしい存在です。17世紀ヨーロッパの精神風景を凝縮したかのような造形は、宗教的プロパガンダの役割を果たすと同時に、美術工芸品としても極めて高い完成度を誇ります。
また、本品は世界的鑑定機関NGCにおいてMS評価を受けた唯一の個体として登録されており、希少性の面でもまさに唯一無二の存在です。

 

近年では、明確な歴史的背景と象徴性を持つ貨幣への関心が世界的に高まっており、本品のような芸術的価値と希少性を併せ持つコインは、美術史・宗教史・政治史の視点からも重要な資料として評価されています。コレクターにとどまらず、歴史愛好家や文化資産としてのコインに着目する長期投資家からも注目される逸品です。

 

その希少性と人気の高さから、市場に出てもすぐに姿を消してしまう教皇領コイン!
コレクションとしても、投資対象としても申し分のない1枚です。

 

▼コインのストーリー

 

■概要

 

カトリックの信仰と芸術が融合した、珠玉の逸品!

鑑定枚数わずか1枚!

教皇ローマの祈りと威厳が宿る、唯一無二の歴史遺産です。


■イタリア 教皇領とは

 

中世から近代にかけて、イタリア中部に広大な領土を支配した「教皇領」は、ローマ教皇が精神的な指導者であると同時に、世俗の君主でもあった時代の象徴です。その起源は8世紀に遡り、フランク王国のピピン3世がランゴバルド王国から奪った土地を教皇に寄進した「ピピンの寄進」が成立の礎となりました。これにより教皇は、単なる宗教的権威から、領土と人民を統治する君主としての地位を確立しました。


教皇領は、イタリア統一運動が本格化する19世紀まで存続し、その広大な領域はイタリアの政治情勢に大きな影響を与え続けました。ルネサンス期には教皇ユリウス2世のように、自ら軍を率いて領土拡大に邁進する「戦う教皇」も現れ、教皇領はイタリアにおける強力な政治勢力として君臨しました。


しかし、19世紀に入ると、フランス革命やナポレオン戦争を経て、イタリア統一の機運が高まります。1870年、イタリア王国軍がローマを占領したことで、教皇領は消滅しました。これにより教皇は世俗の権力を失い、バチカン宮殿に引きこもる形となりました。


この状態は「ローマ問題」として長く続きましたが、1929年にイタリア王国と教皇庁の間で「ラテラノ条約」が締結され、ローマ市内に独立した主権国家「バチカン市国」が成立しました。教皇領の歴史はここに幕を閉じ、現代のバチカン市国へとその姿を変えたのです。教皇領の存在は、ヨーロッパ史における宗教と政治の複雑な関係を今に伝える重要な歴史的遺産と言えるでしょう。


■ローマ教皇ウルバヌス8世とは

 

マッフェオ・バルベリーニとしてフィレンツェの名門に生まれたウルバヌス8世は、学芸と芸術に深い造詣を持つ教皇として、17世紀バロック文化の発展に決定的な役割を果たしました。1623年に教皇に選出された彼は、詩人や建築家、彫刻家を積極的に庇護し、特にジャン・ロレンツォ・ベルニーニを重用しました。サン・ピエトロ大聖堂を飾る巨大な天蓋(バルダッキーノ)や、ローマ市内の数多くの噴水や建築物は、彼の時代にベルニーニの手によって生み出されたものです。これらの壮麗な芸術作品は、カトリック教会の威信と神の栄光を視覚的に表現する、壮大なプロパガンダとしての役割も果たしました。


一方で、彼の治世は政治と宗教の難しい局面にも直面しました。ヨーロッパを揺るがした三十年戦争では、カトリック勢力であるハプスブルク家と、同じくカトリック国でありながらプロテスタント勢力と手を結んだフランスの間で複雑な外交を展開しました。また、教皇領の拡大を目指してカストロ戦争を引き起こし、その出費から教皇庁の財政は悪化しました。


さらに、科学史において彼の名前を決定づけたのは、ガリレオ・ガリレイに対する異端審問です。かつてガリレオの友人であったにもかかわらず、地動説を主張する『天文対話』を問題視し、ガリレオに自説の撤回を強要しました。この事件は、宗教が科学の進歩を妨げた象徴的な出来事として、後世に大きな影響を残すことになります。芸術の保護者としてローマをバロックの都に変貌させる一方で、政治的、宗教的には様々な課題を抱えたウルバヌス8世は、まさに激動の時代を生きた複雑な人物像として、歴史にその名を刻んでいます。


■三十年戦争とは

 

三十年戦争(1618年~1648年)は、主にドイツを中心とした神聖ローマ帝国内で展開された一連の宗教的・政治的な紛争の総称です。この戦争は、カトリックとプロテスタントの宗教対立が発端となり、ヨーロッパの多くの国々が巻き込まれる大規模な戦争へと発展しました。当初は宗教的な対立が中心でしたが、次第に領土拡大や王権強化をめぐる政治的な争いへと移行しました。


戦争は、神聖ローマ帝国のハプスブルク家とその支配に抵抗する諸勢力、ならびに周辺の強国(特にフランス、スウェーデン、デンマークなど)が関与しました。戦争は各地で熾烈な戦闘を引き起こし、多くの都市や地域が荒廃し、数百万人の犠牲者が出ました。


1648年に結ばれたウェストファリア条約によって終結し、神聖ローマ帝国の解体に向けた一歩が進み、ヨーロッパの政治地図に大きな影響を与えました。この条約は、国家主権の原則を確立し、宗教的寛容と平和の礎を築いたとされています。

 

 

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