【MS69 PL】2009年 アメリカ セントゴーデンズ ウルトラハイリリーフ 20ドル金貨
アメリカ史上最高のコイン芸術と称される歴史的記念金貨!
世界中のコレクターを魅了し続ける不朽の名作です。
世界市場で高い評価を受けているアメリカコインから、
特に状態と市場性に優れた有名金貨のご紹介になります。
■デザイン
表面:自由の女神像
銘文: LIBERTY、 MMIX(ローマ数字で2009年)
裏面:翼を広げ飛翔するアメリカの国鳥イーグル
銘文:UNITED STATES OF AMERICA TWENTY DOLLARS、下部には米国の国家モットー「IN GOD WE TRUST(訳:我々は神を信ず)」
※オーガスタス・セントゴーデンズ(Augusta Saint-Gaudens)デザイン
■状態
MS69PL
■コイン詳細
【発行年】2009年
【鋳造地】アメリカ
【発行枚数】114,427枚
【額面】20ドル
【素材】金
【重量】31.1g
【直径】27mm
【表面】自由の女神像
【裏面】翼を広げ飛翔するアメリカの国鳥イーグル
【刻印師】Augusta Saint-Gaudens
【PCGS鑑定】MS69PL
■ポイント
*希少性
”2009年のみの単年度発行”
本コインは、1907年にセオドア・ルーズベルト大統領の強い要望により、彫刻家オーガスタス・セント・ゴーデンスが創作した伝説の「ウルトラハイリリーフ(超高浮き彫り)」金貨を、現代の最先端技術で忠実に復刻した記念碑的な一枚です。
当時、超高浮き彫りの精緻なデザインは量産が極めて困難で、試作貨としてわずか約15枚が鋳造されたのみ。その大半が溶解され、市場に現存するオリジナルはわずか数枚とされる“幻のコイン”です。現在では数億円規模で取引されることもあり、アメリカ貨幣史上における頂点のひとつとされています。
2009年の復刻版は、その「幻のオリジナル」を忠実に再現した単年限定発行の記念金貨で、発行枚数は約11万4千枚。追加鋳造は一切行われていません。発売当時は全米で注文が殺到し、造幣局のオンラインシステムが一時停止するほどの人気を集めました。
現在では、流通数は限定的であり、とりわけ本品のように「MS69 PL(Proof Like)」という発行当時のままの輝きを保つハイグレード品は年々入手困難となっており、その希少性は今後さらに高まることが期待されています。
*状態
本品は、PCGS鑑定で「MS69 PL」の評価を得た、未使用品の中でもほぼ完璧な状態を誇る逸品です。ウルトラハイリリーフの精緻なレリーフは、女神が掲げる松明やワシの羽ばたきまで克明に浮かび上がり、立体的な陰影が見事に再現されています。
さらに、表面は鏡面のように輝く「Proof Like」仕上げを有し、金地の反射と深い彫りの陰影が織りなすコントラストは、まさに息をのむほどの美しさです。MS69 PLという評価を得たハイグレード品は限られており、通常のMS品を遥かに凌ぐ存在感と鑑賞価値を放ちます。
現代の造幣技術が到達し得た最高峰の完成度を体現する、“芸術品としての金貨”と言えるでしょう。
PL(Proof-Like/プルーフライク)とは、通常の未使用貨でありながら、プルーフ貨のような鏡面仕上げの輝きを備えた特別な状態を指します。コイン表面は磨き上げられた鏡のように光を反射し、細部の刻印やデザインが鮮明に浮かび上がることで、他の未使用貨とは一線を画す視覚的な美しさを放ちます。
プルーフコインとは異なり、製造工程の中で特別な条件が重なった際にのみ生まれる希少な仕上げであり、通常のミントコインを凌駕する外観を持ちます。さらに、MS(完全未使用品)グレードと組み合わさることで、コレクター市場ではその希少性と美術的価値が一層際立ち、投資対象としても高い注目を集めています。
*市場性
この「2009年 アメリカ セントゴーデンズ ウルトラハイリリーフ 20ドル金貨」は、単なる金貨ではありません。アメリカ貨幣史に燦然と輝く伝説の芸術作品を、現代の造幣技術によって甦らせた“生ける歴史”そのものです。
物語の始まりは、第26代大統領セオドア・ルーズベルトの「貨幣に真の芸術を」という情熱にあります。彼は当時の米国硬貨の凡庸なデザインに満足せず、「古代ギリシアのように美しい貨幣を造りたい」との理想を掲げました。その構想を託されたのが、天才彫刻家オーガスタス・セントゴーデンズです。
セントゴーデンズは、自由の女神が松明を掲げ、背後に昇る太陽を従えた勇壮な姿、そして飛翔するワシの雄姿を、かつてない高浮き彫りで表現しました。これが後に「ウルトラハイリリーフ」と称される傑作です。しかし、1907年当時の技術では量産が不可能で、ごくわずかな試作にとどまりました。セントゴーデンズは完成を目前に病に倒れ、その理想は幻となったのです。当時作成されたオリジナルはわずか16〜22枚と推定され、現在はスミソニアン博物館などに所蔵されています。
そして100年後の2009年、最新鋭の打刻技術により、その幻がついに現実のものとなりました。本コインは、ルーズベルトの美術改革へのオマージュであり、セントゴーデンズの魂を現代に蘇らせた“奇跡の復刻”。その芸術性と象徴性は、アメリカ金貨史の頂点と評されています。
額面こそ20ドルと刻まれていますが、その真価は、普遍的な美と純金としての実質価値、そして単年発行による絶対的な希少性にあります。専門家からは「投資対象として堅実なブルーチップ銘柄」と評され、モダンコイン市場において不動の名声を確立しています。
”米国史上最も美しい金貨”として世界中のコレクターを魅了するハイリリーフ金貨!
コレクションとしての誇りにも、資産としての確かさにも応える、まさに永遠の名品です。
▼コインのストーリー
■概要
アメリカ史上最高のコイン芸術と称される歴史的記念金貨!
世界中のコレクターを魅了し続ける不朽の名作です。
■発行当時(2009年)の時代背景とは
2009年のアメリカ合衆国は、深刻な経済的・社会的転換期のただ中にありました。前年の2008年にはリーマン・ショックが発生し、それに端を発した世界金融危機が経済全体を覆っていました。失業率の急上昇、住宅バブルの崩壊、金融機関の連鎖的破綻―これらの衝撃が市民生活に深く影を落とし、経済的不安と将来への不透明感が全米を包んでいたのです。
そんな中、2009年1月にはバラク・オバマが第44代大統領に就任し、アメリカ初のアフリカ系大統領として大きな注目とともに「変革(Change)」を掲げる新たな時代が幕を開けました。オバマ大統領は再生と希望の象徴となり、多くの国民がこの政権交代に新たな活力を見出しましたが、同時に不安定な経済情勢と雇用不安が拭えない現実として残っていたのも事実です。
こうした時代背景のもと、2009年に発行されたセントゴーデンズ ウルトラハイリリーフ 20ドル金貨は、単なる記念金貨ではなく、米国の歴史・芸術・技術力を象徴する特別なプロジェクトとして世に送り出されました。このコインは1907年にオーガスタス・セントゴーデンズが創造した、自由の女神と飛翔するワシをモチーフとした名作金貨のデザインを、21世紀の最新鋭技術で忠実に甦らせたものです。
当時の米国造幣局長エドモンド・モイは、この金貨の意義を「この21世紀のビジョンと技術革新によって、かつて不可能と言われたコインが万人の手に届くものとなる」と語り、金融危機の中で揺れる国民に対して、伝統と革新を融合させた“希望の象徴”としての役割を託しました。この金貨の発行は、ただ美を称えるだけでなく、激動の時代にあって国家の精神と再生の意志を静かに語りかける、象徴的な出来事だったのです。
■オーガスタス・セントゴーデンズとは
オーガスタス・セントゴーデンズ(Augustus Saint-Gaudens, 1848–1907)は、19世紀末から20世紀初頭にかけてアメリカで最も高く評価された彫刻家のひとりであり、米国美術界に革新をもたらした人物です。アイルランド人の父とフランス人の母のもとにダブリンで生まれ、幼少期に家族と共にアメリカに移住しました。若くして装飾芸術の世界に入り、彫刻家としての才能を開花させたセントゴーデンズは、後にパリとローマで本格的な美術教育を受け、古典美術とルネサンス芸術に深く影響を受けました。
彼の作品は、アメリカ独自の精神と古典的な造形美を融合させたスタイルで知られ、公共記念碑や肖像彫刻において数多くの傑作を生み出しました。特に南北戦争関連の記念碑や大統領リンカーンの像は高く評価され、アメリカ彫刻界の地位向上に大きく貢献しました。
1905年、当時のセオドア・ルーズベルト大統領の要請により、セントゴーデンズは米国硬貨のデザイン改革に着手します。彼が手がけた1セント、10ドル、そして特に20ドル金貨のデザインは、古代ギリシア美術の荘厳さを想起させるもので、アメリカ硬貨史上最も美しいと称されています。なかでも極高浮き彫り(ウルトラハイリリーフ)による20ドル金貨は芸術性の極致とされましたが、当時の技術では量産不可能であり、わずかな試作品にとどまりました。
セントゴーデンズはこの革新的な取り組みの完成を見届ける前に1907年に亡くなりましたが、その美術的遺産は今なお高く評価され、後世に大きな影響を与え続けています。





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