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【MS63】1700年 神聖ローマ帝国 ドイツ ニュルンベルク 角ラムダカット 1/8ダカット金貨

数量
145,000(税込)

歴史的価値と美しさを兼ね備えた、珠玉の逸品!

動物コインの中でも特別な魅力を放つ貴重なラムダカット金貨です。

 

世界市場で抜群の人気を誇るラムダカット金貨の中から、

より稀少な角型"クリッペ(Klippe)"タイプのハイグレード金貨のご紹介となります。

 

■デザイン

 

表面:平和の旗を持ち、地球の上に立つ羊(神の子羊)

裏面:王冠を戴いた紋章

 

本品は、ゼウス神話にまつわる“黄金の羊”伝説を象徴した意匠から「ラムダカット」の名で知られています。

表面には、地球の上に毅然と立つ羊が、平和を示す旗を掲げるという象徴性の高い図柄が刻まれ、その一場面が神話世界と当時の宗教観を巧みに結び合わせています。単なる装飾を超え、平和と調和への祈りを凝縮した意味深いデザインといえます。

 

■状態

 

MS63

 

■コイン詳細

 

【発行年】1700年

【発行国】ドイツ ニュルンベルク

【NGC鑑定枚数】 263枚

【額面】1/8ダカット

【素材】金

【重量】約0.44g

【直径】約9mm

【表面】平和の旗を持ち、地球の上に立つ羊(神の子羊)

【裏面】王冠を戴いた紋章

【NGC鑑定】MS63

 

■ポイント

 

*希少性

”NGC鑑定枚数263枚”

1700年に発行された本金貨は、NGC鑑定数こそ263枚と一見多いように見えますが、実際の市場評価では依然として「希少カテゴリー」に属する特性を持っています。

 

というのも263枚という数字は「世界のコレクターが共有する総量」であり、年間流通量は少ないという特徴があります。

特に本品のようにデザイン性・歴史性・象徴性に優れたラムダカットは、コレクターが一度保有すると手放さない傾向が強く、

市場に姿を現すハイグレード品は恒常的な供給不足の状態にあります。

 

つまり、総数はあっても、買えるハイグレード品は滅多に市場には姿を現さない。これが本金貨の実際の希少性です。

また、17〜18世紀の神聖ローマ帝国の金貨は世界的に人気が高く、アメリカ・ヨーロッパ・アジアの主要市場で常に需要があり、

総鑑定枚数が多く見えても、地域ごとの実質供給量は非常に薄いという市場構造が存在します。

 

こうした背景から、鑑定数の数字以上に入手難度が高い金貨として評価されており、美しい意匠と高い歴史的背景を持つラムダカットは、世界のアンティークコイン市場で人気と希少性を両立したシリーズ”として確固たる地位を築いています。

 

*状態

”NGC第6位鑑定”

1700年鋳造という300年以上の時を経た金貨でありながら、表面には目立った摩耗や損傷はほとんど認められず、当時の意匠は現在に至るまで極めて良好なコンディションで保たれています。正方形の角型クリッペ(Klippe)ならではの均整の取れたフォルムに加え、宗教的象徴である「神の子羊(アグヌス・デイ)」のレリーフは、細部まで明瞭な打刻が確認でき、ニュルンベルク造幣の高度な技術水準を物語っています。

 

記念的・儀礼的な目的で製造された小型金貨は、一般流通に比べ保存状態が良好な例も見られますが、その中でも本品は、MSクラスに位置づけられる水準を維持した点で注目に値します。金特有の落ち着いた光沢が全面に残り、経年を感じさせない安定した表情を備えています。

 

鑑定上も上位に位置づけられる本品は、歴史資料としての価値と、美術工芸品としての完成度を併せ持ち、鑑賞・収集のいずれにおいても高い満足感をもたらす一枚といえるでしょう。

 

*市場性

17世紀ヨーロッパを覆った「三十年戦争」は、宗教的対立を発端としながら、やがて列強による覇権争いへと発展しました。数百万人の命を奪い、広大な地域を荒廃させたこの戦乱は、ヨーロッパ史において最も深い傷跡を残した内戦のひとつとして知られています。

 

1648年、ウェストファリア条約の締結によって長きにわたる戦火がようやく終結すると、人々の心には「平和」への切実な願いが強く刻まれました。交易都市として繁栄しながらも戦禍に苦しんだドイツ南部の自由都市ニュルンベルクもまた、その再生の象徴として、平和を讃える意義を込めた「ラムダカット金貨」を発行します。

 

本品は、そうした時代背景のもと、角型クリッペ(Klippe)として特別に鋳造されたダカット金貨です。通常の円形金貨とは異なり、四角形の地金から切り出されるクリッペは、当時、緊急通貨や祝祭・記念・贈答用といった限られた用途にのみ用いられました。そのため現存数は多くなく、今日では世界的にも高いコレクション性を備えた存在として評価されています。

 

表面に刻まれているのは、キリスト教において「犠牲・救済・和解」を象徴する〈神の子羊〉の姿です。平和の旗を掲げ、地球儀の上に立つこの意匠は、戦乱を乗り越え、世界に安寧がもたらされることを願った当時の人々の信仰と希望を、そのまま金属に封じ込めたものといえるでしょう。

 

裏面中央には、冠を戴いたニュルンベルク市の盾形市章が堂々と配され、その両脇をヤシの枝(パーム枝)が優雅に取り囲みます。左側には神聖ローマ帝国の権威を象徴する双頭の鷲、右側には都市の誇りを示す赤白の市章が描かれ、都市国家としての自負と高度な造形美が見事に表現されています。

 

この角型クリッペのラムダカット金貨は、激動の歴史、深い宗教的象徴性、そして優れた美術性が一体となった逸品です。歴史愛好家はもちろん、平和という普遍的なテーマに価値を見出す世界中のコレクターから注目を集め、近年ではその芸術性と背景の重厚さが再評価され、国際市場での存在感も一段と高まっています。

 

「平和の願いを刻んだ黄金」と称されるにふさわしい本品は、収集対象としての魅力に加え、市場性の面でも確かな評価を築きつつあります。出会える機会が限られるからこそ、手元にある今こそが、コレクションに迎え入れる絶好のタイミングといえるでしょう。

 

▼コインのストーリー

 

■概要

 

歴史的価値と美しさを兼ね備えた、珠玉の逸品!

動物コインの中でも特別な魅力を放つ貴重なラムダカット金貨です。

 

■神聖ローマ帝国とは

 

神聖ローマ帝国(Holy Roman Empire)は、中世から近世にかけてヨーロッパの政治と文化の中心に位置した、きわめて特殊で複合的な国家体制です。962年、東フランク王オットー1世がローマ教皇から帝冠を授けられたことにはじまり、1806年にナポレオンの勢力拡大により幕を閉じるまで、実におよそ850年もの長きにわたって存続しました。

 

名称に「ローマ」と掲げつつも、古代ローマ帝国の直接的継承ではありません。むしろ「キリスト教世界の正統な後継者」としての理念を体現しようとした点に、この帝国の独自性があります。皇帝は形式上ローマ教皇の承認を得ながらも、実際の統治はドイツ諸侯やオーストリアのハプスブルク家など多様な権力の均衡によって成り立っていました。

 

その領域は現在のドイツ、オーストリア、チェコ、イタリア北部などに及び、強固な中央集権国家というよりも、数多くの王国・公国・自由都市がゆるやかに連合する“国家のモザイク”のような性格をもちます。この分権的な構造は、各地域の文化や制度の独自性を育み、結果としてヨーロッパ文化の多様性の源泉ともなりました。

 

16世紀以降、帝位をほぼ世襲したハプスブルク家のもとで、帝国はオスマン帝国と対峙するキリスト教世界の防波堤となり、宗教改革や三十年戦争といった大事件の舞台にもなります。最終的にはナポレオン戦争の渦中で解体されましたが、その存在はヨーロッパの国際秩序や国家主権の概念に深い影響を残し、今日のヨーロッパ統合理念の源流のひとつとみなされています。

 

■三十年戦争とは

 

三十年戦争(1618~1648年)は、神聖ローマ帝国を中心に起こった宗教・政治・領土が複雑に絡み合う大規模な戦争です。もともとはカトリックとプロテスタントの対立が引き金でしたが、やがてヨーロッパ諸国を巻き込む国際的な戦争へと発展しました。

 

戦争には、神聖ローマ帝国のハプスブルク家とその支配に抵抗する勢力、さらにフランス・スウェーデン・デンマークなど周辺の強国が参戦。各地で激しい戦闘が繰り広げられ、多くの都市と農村が荒廃し、犠牲者は数百万人にのぼったといわれます。

 

1648年のウェストファリア条約によって戦争は終結し、神聖ローマ帝国の弱体化とヨーロッパの政治地図の再編が進む重要な転機となりました。この条約は国家主権の原則を明確にし、宗教的寛容を広めたことで、近代国際秩序の出発点と位置づけられています。

 

■ニュルンベルクの概要

 

ドイツ南部・バイエルン州に位置するニュルンベルクは、古くから政治・文化・経済の中心として栄えた都市です。中世ドイツにおいては神聖ローマ帝国の重要都市として重きをなし、帝国会議(ライヒスターク)が最も頻繁に開かれた場所として知られています。

 

街の象徴であるニュルンベルク城は、歴代皇帝が滞在した城郭であり、帝国宝物(帝国権標や戴冠式装束、帝国聖遺物)を保管した神聖な空間でした。こうした歴史的背景から、ニュルンベルクは「帝国の宝石箱」「帝国都市」と呼ばれ、帝国の威信を象徴する都市として特別な位置を占めました。

 

ルネサンス期には芸術・工芸・印刷の中心としてさらに栄え、アルブレヒト・デューラーや携帯時計を発明したペーター・ヘンラインといった偉人を輩出。今日でも、ドイツ文化を象徴する歴史都市として世界的に高い評価を得ています。

 

■ニュルンベルクの歴史と三十年戦争

 

17世紀、三十年戦争の嵐はニュルンベルクにも影響を及ぼしました。都市自体は強固な城壁によって直接の占領を免れたものの、周辺地域では陣地戦が続き、農村の荒廃や商業の停滞、疫病の流行など、長期的な苦難に襲われます。特に1632~1634年には、スウェーデン軍と神聖ローマ帝国軍が市周辺で激しく対峙し、緊張はピークに達しました。

 

しかし終戦後、ニュルンベルクは平和の象徴となります。1649年には「平和の宴(Der Friedensmahl)」が市内で開催され、かつての敵同士が一堂に会して和平の成立を祝いました。この宴は、ウェストファリア条約が単なる文書上の合意にとどまらず、社会の実質的な安定と和解に結びついたことを示す象徴的な出来事とされます。

 

■ダカット(Ducat)とは

 

ダカットは、中世後期から20世紀末までヨーロッパ各地で用いられた硬貨の総称です。時代や地域によって材質や価値は異なり、金貨として知られるものもあれば、別の金属で鋳造されたものも存在します。

 

その起源は、シチリア王ルッジェーロ2世の統治下にあったプッリャ公国で初めて発行された硬貨とされ、名称は中世ラテン語 ducatus(「公爵の」「公爵領の」、または「公爵の硬貨」)に由来します。長い歴史を通じて、広い地域で流通し続けた代表的な通貨のひとつです。

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