【MS63】1739年 イギリス ジョージ2世 1/2クラウン銀貨
英国銀貨史の黄金期を物語る歴史遺産!
高鑑定品の現存数は極めて限定的であり、歴史的重厚さと圧倒的な希少性を兼ね備えた、コレクター注目の逸品です。
絶大な人気を誇るイギリスコインから、
特に希少性と状態に優れた銀貨のご紹介となります。
■デザイン
表面:ジョージ2世の肖像
銘文:GEORGIVS II DEI GRATIA(訳:神の恩寵によるジョージ2世)
裏面:王冠を戴いた盾形の王室紋章、バラ章(銀の産出地を示すマーク)
銘文:M.B.F. ET H.REX F.D.B. ET L.D.S.R.I.A.T. ET E(訳:グレートブリテン、フランスおよびアイルランドの国王、信仰の守護者、ブラウンシュヴァイクおよびリューネブルク公、神聖ローマ帝国の大蔵卿兼選帝侯)
■状態
MS63
■コイン詳細
【発行年】1739年
【発行国】イギリス
【額面】1/2クラウン(2シリング6ペンス)
【PCGS鑑定枚数】16枚
【素材】銀
【重量】約15g
【直径】約32mm
【表面】ジョージ2世の肖像
【裏面】王冠を戴いた盾形の王室紋章
【PCGS鑑定】MS63
■ポイント
*希少性
”PCGS鑑定枚数16枚”
”NGC鑑定枚数29枚”
現存数も限られており、鑑定機関の統計ではPCGSでわずか約16枚、NGCでは29枚しか登録されていません。その中でもMS(完全未使用)グレードに達するハイグレード品はさらに少なく、極めて入手困難な存在となっています。流通量の少なさはコレクター市場での競争を激化させ、高評価品ほど際立った価値を生み出します。保存状態と鑑定の有無によって市場評価が大きく変動するため、こうしたハイグレード品は特に注目される希少な一枚といえます。
*状態
”PCGS第2位鑑定”
①MS64:2枚
②MS63:5枚(本品)
③MS62:1枚
”NGC第2位鑑定”
①MS64:2枚
②MS63:2枚
③MS62:5枚
2大鑑定機関において上位グレードはわずか4枚!
MS(完全未使用品)評価を得たハイグレード品は、PCGSで8枚、NGCで9枚しか存在しません。
18世紀の銀貨で未使用品グレードを保持するものは、コレクター市場において最も注目を集める存在です。本品はその中でも特に優れた保存状態を誇り、ジョージ2世の肖像は髪の毛の細部や質感まで鮮明に刻まれています。さらに、裏面の王家の紋章も深くシャープに打ち出され、当時の鋳造技術の高さを今に伝えるものとなっています。
このように、摩耗や損傷をほとんど感じさせない鮮明なディテールを備えた一枚は、単なる収集を超えて「コレクションの中心的存在」となり得るものです。歴史的背景と芸術的美しさを兼ね備えた本品は、所有者に特別な誇りをもたらす希少な銀貨といえるでしょう。
*市場性
1739年に鋳造されたジョージ2世のハーフクラウン銀貨は、グレートブリテン王国成立から約30年を経た、国家体制が安定と拡張の両局面にあった時代を象徴する銀貨です。
この年、イギリスはスペインとの間で「ジェンキンスの耳戦争」に突入し、やがてオーストリア継承戦争、七年戦争へと続く国際的緊張の時代を迎えました。本コインは、そうした対外戦争と帝国拡張を背景に鋳造された、歴史の転換点に位置する貨幣といえます。
当時のハーフクラウンは、日常的な少額決済用ではなく、庶民にとっては十分に高額な銀貨でした。2シリング6ペンスという額面は、労働賃金や比較的大きな取引に用いられる水準であり、頻繁な流通によって摩耗しやすい運命にありました。そのため、現代まで高い保存状態を保ったものは極めて限られています。
また、ジョージ2世時代の銀貨は、19世紀以降に大量発行されたヴィクトリア女王期の銀貨と異なり、発行枚数そのものが多くありません。特に本品のような大型銀貨で、かつ未使用級(MS)に達するものは、鑑定市場においても明確に希少な存在として位置付けられています。
実際、鑑定枚数はNGC・PCGS双方で極めて少なく、上位グレードは市場にほとんど流通しません。
さらに本コインは、若きジョージ2世の「ヤングヘッド」肖像、四王国の盾を十字状に配した裏面構成、銀の産地を示すバラ章、そしてエッジに刻まれたラテン語の陽刻文字など、18世紀英国ミルドコインの完成度を余すところなく体現した意匠を備えています。
歴史的背景と造形美が高次元で融合している点も、コレクター市場で高く評価される理由の一つです。
こうした背景を踏まえると、1739年ジョージ2世ハーフクラウン銀貨は、歴史・経済・造幣技術という三つの価値軸を併せ持つ銀貨といえるでしょう。戦争前夜の国際情勢、王権を象徴する肖像と紋章、そして国家財政を支えた大型銀貨としての役割、それらが一枚の中に凝縮されています。
とりわけMS63という保存状態に達するものは、コレクションの中核を担うにふさわしい存在です。
18世紀イギリス銀貨は、英国国内はもちろん、欧米の主要コレクター市場においても常に一定の需要があり、高グレード品は出品のたびに注目を集めるジャンルです。本品のように条件の揃った一枚は、単なるコレクションを超え、英国史の重みを手元で味わえる「小さな歴史資料」とも言えるでしょう。
その人気の高さから市場からすぐに消えてしまうクラウン銀貨!
今後の価格推移も大いに期待できる逸品です。
在庫があるタイミングで是非お手元のコレクションに加えていただきたい1枚になります。
▼コインのストーリー
■概要
英国銀貨史の黄金期を物語る歴史遺産!
高鑑定品の現存数は極めて限定的であり、歴史的重厚さと圧倒的な希少性を兼ね備えた、コレクター注目の逸品です。
■ジョージ2世について
”戦場を駆け抜けた最後の王”
ジョージ2世(1683年11月10日 – 1760年10月25日)は、ジョージ2世は、1727年から1760年までグレートブリテン王およびアイルランド王を務めたハノーヴァー朝の第2代国王です。 彼の治世は、イギリスの国力増強と世界的な地位の確立に重要な時期となりました。
彼はドイツで生まれ育ち、イギリス王室に入った後もドイツ語を愛用し、ハノーヴァーを頻繁に訪れました。しかし、父ジョージ1世との関係は冷え切っており、王位継承後はその反動から、父の寵愛を受けていた首相ロバート・ウォルポールを当初は解任しようとしました。しかし、王妃キャロラインの助言もあり、ウォルポールを信任し、彼に政治の実権を委ねました。このことは、議会政治の確立に寄与し、ウォルポールの長期政権を支えることになりました。
治世の前半は、平和を重視するウォルポールの政策のもと、内政が安定し、経済が発展しました。しかし、後半になると、ジェンキンスの耳戦争やオーストリア継承戦争など、ヨーロッパの動乱に巻き込まれていきます。特にオーストリア継承戦争では、1743年のデッティンゲンの戦いで自ら軍を率いてフランス軍と戦い、勝利を収めました。これは、イギリス国王が自ら軍を率いて戦場で勝利した最後の事例として知られています。
また、彼の治世には、スコットランドで起こったジャコバイトの反乱(1745年の反乱)を鎮圧し、ハノーヴァー朝の支配を確固たるものにしました。その後、七年戦争では、カナダやインドなど世界各地でフランスと争い、ウォルフ将軍やクライヴ将軍といった有能な指揮官の活躍もあり、大きな勝利を収め、イギリスを世界的な植民地帝国へと導きました。
ジョージ2世は、ウォルポールやウィリアム・ピットといった有能な政治家を登用し、彼らに政治を任せることで、立憲君主制をさらに進展させました。個人的な関心は軍事やハノーヴァーにありましたが、その治世はイギリスが世界帝国へと飛躍する土台を築いた時代として評価されています。
■ジェンキンスの耳戦争とは
ジェンキンスの耳戦争は、1739年から1748年にかけて主にカリブ海で繰り広げられたイギリスとスペインの間の紛争です。
この戦争の名称は、イギリスの船長ロバート・ジェンキンスに由来します。彼は1731年にスペイン沿岸警備隊に拿捕された際、報復として耳を切り落とされたと主張しました。彼は7年後、議会でその切り落とされた耳を提示し、スペインの蛮行を訴え、対スペイン強硬派を刺激しました。
この事件は、当時高まっていた両国間の貿易摩擦、特にスペインが有していたカリブ海での独占的な交易権と、イギリスの密貿易活動が背景にあります。ジェンキンスの耳の提示は、長年にわたる両国の対立を戦争へと発展させるきっかけとなりました。
戦争自体は、イギリスの通商航路確保とスペインの権益維持を巡るものでしたが、ヨーロッパ全体を巻き込んだオーストリア継承戦争の一部として統合されていきました。その結果、この戦争は単なる植民地戦争に留まらず、ヨーロッパの大国間の勢力争いの一部となりました。
最終的に、この戦争はアーヘンの和約によって終結し、両国の関係は一時的に安定しましたが、根本的な対立は解消されませんでした。





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