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【MS63 BN】1894年 ドイツ領ニューギニア 極楽鳥 10ペニヒ銅貨

SOLD OUT

世界で最も美しい鳥が舞う、ドイツ領ニューギニアの傑作!

唯一無二の歴史的背景を持つ、芸術性の高い一枚です。

 

世界市場で抜群の人気を誇る極楽鳥コインから

特に状態に優れた銅貨のご紹介になります。

 

■デザイン

 

表面:ドイツ領ニューギニアの国鳥である極楽鳥

 

裏面:花輪の中に「10 NEU GUINEA PFENNIG 1894」

銘文:NEU-GUINEA COMPAGNIE

 

■状態

 

MS63BN

 

銅貨の色調の表記には、次の3種類があります

・RD(Red):赤い光沢が95%以上残っているもの

・RB(Red-Brown):赤い光沢が5〜95%程度残っているもの

・BN(Brown):赤い光沢が5%以下でほぼ完全な茶色であるもの

 

銅貨は経年による酸化作用によって表情豊かに変化し、独自の風合いや深みのある色合いを纏っていきます。その色調の違いは一枚ごとに個性を生み出し、コレクターの審美眼を惹きつけると同時に、投資対象としての価値を高める要素ともなっています。

 

■コイン詳細

 

【発行国】ドイツ領ニューギニア

【発行年】1894年

【鋳造地】ベルリン(ミントマーク「A」)

【発行枚数】100,000枚(但し約76%にあたる76,070枚が鋳潰し処分となり、実質23,930枚のみ流通)

【材質】青銅

【重量】約10g

【直径】約30mm

【表面】ドイツ領ニューギニアの国鳥である極楽鳥

【裏面】花輪の中に「10 NEU GUINEA PFENNIG 1894」

【NGC鑑定】MS63BN

 

■ポイント

 

*希少性

“NGC鑑定枚数250枚”

この「極楽鳥 10ペニヒ銅貨」は、ドイツ帝国の植民地会社「ニューギニア会社」が、現地の通貨混乱を収束させるべく1894年のわずか一年間のみ発行した、極めて特異な限定貨幣です。

 

当初10万枚が鋳造されたものの、統治が帝国政府へ移管される過程で、その約76%にあたる76,070枚が回収・溶解の運命を辿りました。この歴史的背景により、実質的な残存数はわずか23,930枚にまで激減しています。

 

さらに特筆すべきは、その保存の難しさです。金貨や銀貨以上に環境の影響を受けやすい銅貨にとって、ニューギニアの高温多湿という過酷な気候は、保存における最大の障壁でした。特に熱帯気候下という過酷な条件下で、発行当時の光沢やディテールを維持した未使用(MS)の状態を保ち、130年近い歳月を経た事実は、資料的にも極めて貴重といえます。

 

限定的な残存数に加え、MSという未流通クラスの上位に位置する本貨は、市場においてもその希少性が客観的に裏付けられた、極めて価値の高い一枚です。

 

*状態

”NGC第4位鑑定”

本貨は、第三者鑑定機関においてMS63 BN(Mint State 63 Brown)の評価を受けた一枚です。MS(ミントステート)は流通による摩耗がない未使用状態を示し、その中でもMS63は、鋳造時のディテールが良好に保たれていることを意味します。極楽鳥の繊細な羽毛や、裏面のリース、文字の輪郭も明瞭に残されています。

 

特に銅貨においては、歳月とともに現れる「色調(トーン)」がその価値を大きく左右します。本貨は、130年近い歳月を経て、深みのある褐色の中に青みを帯びた虹彩が美しく調和しており、アンティーク銅貨特有の深遠な美観を備えています。この落ち着いたトーンは、数値上のグレードを超えた、一点物としての風合いを醸し出しています。

 

本貨は極端に高額な金貨・銀貨とは異なり、手に取りやすい価格帯にありながら、歴史的背景と意匠の美しさを兼ね備えています。単なる投資対象としての資産性以上に、歴史の断片を掌の上で愛でる「コレクションの醍醐味」を存分に味わえる一品といえるでしょう。

 

*市場性

19世紀後半、ドイツによる南洋進出の歴史の中で本貨は誕生しました。1884年に保護領となったニューギニアでは、当初、民間企業である「ニューギニア会社」が統治を担い、独自の通貨体系の整備が模索されました。そのような植民地政策と帝国主義が交錯する時代背景が、このコインには刻まれています。

 

1894年は、この地域で独自の貨幣シリーズが鋳造された象徴的な年です。意匠の選定においては帝国紋章の使用が認められなかったため、現地で富と幸福の象徴とされる「極楽鳥」が採用されました。地域の象徴を貨幣意匠に取り入れたこの試みは非常に特徴的であり、今日では歴史的・文化的価値を備えた資料として高く評価されています。

 

コインの表面には枝にとまる極楽鳥が精緻に描かれ、羽毛の表現や王冠、リース内の文字に至るまで細密な彫刻が施されています。裏面には額面と発行年が棕櫚葉状のリースに囲まれ、全体として美しいバランスを形成しています。鋳造はベルリンで行われ、線刻の精緻さや輪郭の切れ味、羽根の質感表現など、当時の彫刻技術の高さを随所に感じることができます。

 

市場性においても本シリーズは安定した人気を持つコインとして知られています。1894年の単年度発行であることに加え、流通後の回収や溶解もあったと考えられるため、現存数は多くありません。とりわけ10ペニヒ銅貨は市場に出る機会が限られており、コレクターから継続的な需要が寄せられています。

 

この一枚は、ドイツ帝国の南洋進出という歴史、地域文化を象徴する極楽鳥の意匠、そして限られた現存数という希少性を併せ持つコインです。歴史と芸術性を兼ね備えた本シリーズは、コレクションにおいて長く楽しむことのできる魅力的な存在といえるでしょう。

 

お求めやすい価格帯でありながら、歴史性とコレクション性を兼ね備えた極楽鳥コイン。

この機会に是非コレクションへ加えていただきたい一枚です。

 

▼コインのストーリー

 

■概要

 

世界で最も美しい鳥が舞う、ドイツ領ニューギニアの傑作!

唯一無二の歴史的背景を持つ、芸術性の高い一枚です。

 

■ドイツ領ニューギニアについて

 

ドイツ領ニューギニアは、1884年から第一次世界大戦勃発後の1914年にオーストラリアによって占領されるまで、ドイツ植民地帝国が太平洋に保有した保護領です。この植民地は、ニューギニア島北東部の「カイザー・ヴィルヘルムスラント」と、ビスマルク諸島、ソロモン諸島の一部(ブーゲンビル島など)、カロリン諸島、マリアナ諸島(グアムを除く)、マーシャル諸島、ナウルを含む広大な島嶼部から構成されていました。これらの地域は、総面積が約249,500平方キロメートルに及び、ドイツが初めて獲得した植民地の一つでした。

 

初期の植民地行政は、ドイツの貿易会社であるノイギニア会社に委ねられましたが、財政的な問題や統治の困難さから、1899年以降はドイツ政府による直接統治に移行しました。植民地経営の主な目的は、コプラ(ココヤシの乾果肉)や天然ゴムなどの熱帯資源の開発でした。そのために、ドイツは強制労働を含む過酷な労働体制を導入し、先住民コミュニティに大きな影響を与えました。ドイツ植民地政府は、ポート・ハーバート(後のラバウル)やフリードリヒ・ヴィルヘルムスハーフェン(後のマダン)などに拠点を置き、比較的短い統治期間ながら、これらの地域にヨーロッパ式の行政やインフラの一部を持ち込みました。

 

1914年8月に第一次世界大戦が勃発すると、ドイツの植民地は連合国側の標的となり、ドイツ領ニューギニアはオーストラリア軍によって速やかに占領されました。戦後、ヴェルサイユ条約に基づき、ニューギニア島北東部とビスマルク諸島などは国際連盟によるオーストラリアの委任統治領となり、その他の北太平洋の島々は日本の委任統治領へと分割されました。このように、ドイツ領ニューギニアは、太平洋における植民地競争と第一次世界大戦の結果として、短期間でその歴史を閉じ、後のパプアニューギニアやミクロネシア地域の国々の現代史に間接的な影響を残したのです。

 

■極楽鳥とは

 

極楽鳥(ごくらくちょう)は、スズメ目極楽鳥科に属する鳥類の総称で、その多くがニューギニア島とその周辺の島々、そしてオーストラリア東部に生息しています。特にニューギニア島は種の多様性の中心地であり、「極楽鳥の島」とも呼ばれます。彼らの最大の特徴は、その名の通り、まるで楽園から来たかのような豪華絢爛な羽衣です。この美しい色彩と複雑な装飾的な羽は、主に繁殖期の雄に顕著に見られ、強烈な構造色や、長く伸びた尾羽、特殊な形の側羽など、種によって多様な進化を遂げています。例えば、代表的な種であるオオゴクラクチョウの雄は、鮮やかな黄色と白の飾り羽を広げて求愛のディスプレイを行います。

 

この特異な羽は、性選択の結果として進化しました。雄は雌の前で「求愛ダンス」と呼ばれる複雑な行動や、特徴的な鳴き声を用いて自らの魅力を最大限にアピールします。この求愛行動は、種ごとに非常に独特で、木の枝に逆さまにぶら下がったり、地面を整備して舞台を作ったりするなど、まるでショーのような多様なパフォーマンスが見られます。雌は、その羽衣の美しさやダンスの巧みさ、体力などを厳しく見極め、最も優れた雄を選びます。この激しい競争が、雄の羽衣をさらに派手で複雑なものへと進化させてきました。

 

極楽鳥の食性は、主に果実食ですが、昆虫や節足動物なども捕食します。森林を生息地とし、その多くが一夫多妻制を採っています。雄は派手な羽衣を持つため、巣作りや子育ては目立たない雌単独で行うのが一般的です。彼らの驚くべき美しさは、古くから人々の関心を集めてきました。特に、その美しい飾り羽は、ニューギニアの先住民文化において重要な装飾品や儀礼品として利用されてきました。

 

しかし、その豪華な羽を目当てにした乱獲や、生息地である森林の破壊により、多くの種が絶滅の危機に瀕しています。現在では、国際的な取引規制や生息地の保護活動が進められていますが、彼らの生存には継続的な自然保護の取り組みが不可欠です。極楽鳥は、進化の妙を体現する鳥として、生物多様性の象徴的な存在となっています。

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