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【PF64 BN】1831年 イギリス ウィリアム4世 戴冠記念 1ペニー銅貨

数量
380,000(税込)

英国王室の歴史と格式を象徴する「戴冠コイン」!

新国王ウィリアム4世の戴冠を祝して限定鋳造された「プルーフ」仕様の特別貨です。

 

世界市場で抜群の人気を誇るイギリスコインから、

新国王の門出を祝して特別に用意された貴重な逸品のご紹介になります。

 

■デザイン

 

表面:ウィリアム4世の肖像

銘文:GULIELMUS IIII DEI GRATIA(訳:神の恩寵によるウィリアム4世)

 

裏面:右向きに座すブリタニア女神

銘文:BRITANNIAR: REX FID: DEF:(訳:英国の国王、信仰の守護者)

 

刻印師:William Wyon(ウィリアム・ワイオン)

英国造幣局史上、最も偉大な主任彫刻師の一人であるウィリアム・ワイオン。のちに世界で一番美しいコインと評されるヴィクトリア女王の「ウナとライオン」を手がける彼が、彫刻家チャントリーのモデルに基づき、国王の威厳を繊細なラインで表現しました。ワイオンによる作品は、その芸術性の高さから世界中のコレクターや投資家の憧れの的となっており、歴史的意義と相まって揺るぎない評価を確立しています。

 

■状態

 

PF64BN

 

銅貨の色調の表記には、次の3種類があります

・RD(Red):赤い光沢が95%以上残っているもの

・RB(Red-Brown):赤い光沢が5〜95%程度残っているもの

・BN(Brown):赤い光沢が5%以下でほぼ完全な茶色であるもの

 

銅貨は経年による酸化作用によって表情豊かに変化し、独自の風合いや深みのある色合いを纏っていきます。その色調の違いは一枚ごとに個性を生み出し、コレクターの審美眼を惹きつけると同時に、投資対象としての価値を高める要素ともなっています。

 

■コイン詳細

 

【発行年】1831年

【鋳造地】イギリス

【NGC鑑定枚数】16枚

【素材】銅

【重量】約18.99g

【直径】約34mm

【表面】ウィリアム4世の肖像

【裏面】右向きに座すブリタニア女神

【刻印師】William Wyon(ウィリアム・ワイオン)

【NGC鑑定】PF64BN

 

■ポイント

 

*希少性

”NGC鑑定枚数16枚・戴冠記念の限定品”

1831年に製造された本プルーフ銅貨は、通常の流通貨とは異なり、ウィリアム4世の戴冠を記念して特別に用意された「プルーフセット」の一部として鋳造されたものです。

 

これらのプルーフ貨は一般流通を目的としておらず、王室関係者や収集家向けに少数のみが打刻されました。当時のセット自体の製造数は研究資料では約150組程度と推定されており、公式記録にも明確な発行枚数が残されていないほど限定的な存在です。

 

その希少性は、現在の鑑定数にも表れています。世界的な鑑定機関NGCにおける登録枚数はわずか16枚。市場に姿を現す機会が限られているのは、この現存数の少なさに起因します。

 

大量発行された通常の1831年銘ペニーとは、その成り立ちから明確に区別される特別な1枚です。王室の祝典という背景のもと、造幣局が技術を投じて製作したプルーフ貨であるという事実が、本貨の希少価値を支える確かな根拠となっています。

 

*状態

”NGC第4位鑑定”

本貨は、世界的な第三者鑑定機関であるNGCにより、「PF64 BN(Proof 64 Brown)」の評価を受けた一枚です。

PF(プルーフ)とは、一般の流通貨とは異なり、鏡面のように磨き上げられた極印と厳選された素材を用いて、特別に製造されたコインであることを示します。さらにグレード「64」は、肖像や紋章の細部に至るまで打刻が鮮明で、極めて良好な保存状態が保たれていることを証明しています。

 

また、英国アンティーク銅貨の魅力を語るうえで欠かせない要素が、「BN(ブラウン)」と呼ばれる色調です。約200年という長い歳月を経て、表面は深みのある落ち着いた褐色へと熟成されています。このトーン(色調)は単なる経年変化ではなく、長い歴史を重ねたコインだけが纏うことのできる、格調高い風合いを生み出しています。

 

本貨は、NGC鑑定枚数16枚の中で第4位に位置する高評価を獲得しています。金貨や銀貨の華やかな輝きとは異なる、ブロンズド・プルーフ特有の落ち着いた光沢。そして、名匠ウィリアム・ワイオンが刻んだ精緻なレリーフ。その双方が見事に調和した本貨は、単なる数値グレードを超え、手にした瞬間に深い満足感をもたらしてくれる一枚と言えるでしょう。

 

*市場性

英国アンティークコイン市場において、ウィリアム4世の治世を題材とした貨幣は、その在位期間の短さから発行数が限られており、希少性の高い分野として知られています。なかでも1831年の戴冠記念プルーフ貨は、歴史的重要性やセット由来の限定性を兼ね備えた銘柄として、国内外のコレクターから確かな評価を得ています。

 

本貨は、1831年9月8日にウェストミンスター寺院で執り行われた戴冠式を祝し、王立造幣局が特別に鋳造した「プルーフセット」に含まれていた1枚です。表面には国王ウィリアム4世の右向き肖像、裏面には盾と槍を伴い鎮座するブリタニア女神が描かれており、当時の英国王室の伝統を象徴する格調高い意匠となっています。

 

デザインを手がけたのは、19世紀英国を代表する天才彫刻師ウィリアム・ワイオンです。本作は彫刻家フランシス・チャントリーによる胸像を基に制作され、ワイオンならではの柔らかな輪郭と精緻な彫刻表現が際立っています。一般の流通貨とは異なり、プルーフ貨として丁寧に打刻された本貨は、当時の王立造幣局の技術力を示す特別な製品といえるでしょう。

 

1831年銘のプルーフセットは、当時の研究資料から約150組前後の製造と推定されています。流通用として発行されたペニー銅貨がおよそ80万枚に達するのに対し、プルーフ仕様は王室の祝典を記念する目的で限られた数量のみ用意されました。現在、NGCに登録されている同タイプの枚数もわずか16枚にとどまり、市場に姿を見せる機会は決して多くありません。

 

このような戴冠年のプルーフ貨は、王室の節目を象徴する記念的な存在として、世界のオークション市場でも安定した関心を集めています。1831年前後の英国は、議会改革へと向かう政治的転換期にあり、本貨はそうした歴史の節目を今に伝える文化的遺産でもあります。王室の祝典から生まれた限られたコインを、掌の上で身近に感じることができる、その点こそが、このプルーフ銅貨の静かな魅力といえるでしょう。

 

英国王室をテーマとするアンティークコインの中でも、特に神聖な輝きを放つ戴冠記念硬貨。

その稀少な存在感と比類なき美しさを、ぜひこの機会にご堪能ください。

 

▼コインのストーリー

 

■概要

英国史の転換点を刻んだ、美しきプルーフの至宝!

新国王ウィリアム4世の戴冠を祝して限定鋳造された「ブロンズド・プルーフ」仕様の特別貨です。

 

■ウィリアム4世について

 

ウィリアム4世(1765-1837)は、ハノーヴァー朝の第3代国王として、1830年から1837年まで在位しました。ジョージ3世の三男として生まれ、兄ジョージ4世の死により64歳で即位するまで、王位継承順位が低かったため、若い頃から海軍の道に進み、「セーラー・キング」の愛称で国民に親しまれました。王族としては異例の経歴を持ち、その軍人経験は彼の政治的判断にも影響を与えました。

 

治世は短期間でしたが、イギリスの歴史における重要な転換期にあたります。最も特筆すべき功績は、彼の治世下で1832年に成立した第1回選挙法改正です。これは、産業革命後の社会の変化に対応し、腐敗選挙区の廃止や都市部の議席増加など、議会制度を大きく近代化する一歩となりました。当初、ウィリアム4世はこの改革に慎重でしたが、最終的には国民の強い要求を受け入れ、可決に重要な役割を果たしました。また、彼の治世中に奴隷制度がイギリス帝国全土で廃止されたことも、人道主義的な観点から特筆すべき成果です。

 

政治的には保守党(トーリー党)と自由党(ホイッグ党)の対立が激化する難しい時代でしたが、彼は立憲君主としての役割を理解し、政治的危機において中立的な立場を保とうと努めました。しかし、兄王たちのような派手さや、国民からの敬愛は、在位中は必ずしも得られませんでした。私生活では、女優のドロシー・ジョーダンとの間に庶子を儲けましたが、後継者となる嫡出子には恵まれず、彼の死後、姪にあたるヴィクトリア女王が即位し、ハノーヴァー朝の男系は断絶しました。彼の治世は、イギリスが絶対君主制から近代的な議会制民主主義へと移行する過渡期において、重要な役割を果たした時代として評価されています。

 

■戴冠式について

 

1831年9月8日、ロンドンのウェストミンスター寺院で執り行われたウィリアム4世の戴冠式は、英国王室の歴史における大きな転換点として記憶されています。前王ジョージ4世の華美で贅を尽くした儀式とは対照的に、ウィリアム4世は国家財政への配慮と自身の質素な性格を反映させ、大幅に予算を削減した「ハーフ・クラウン(安上がりな)」戴冠式を望みました。これにより、伝統的だったウェストミンスター・ホールでの豪華な祝宴や特定の儀礼が簡略化、あるいは廃止されることとなりました。

 

しかし、儀式の内容が凝縮された一方で、民衆との繋がりを重視した新しい試みが取り入れられたのがこの行事の特徴です。王室の馬車が寺院へと向かう華やかなパレードが初めて本格的に導入され、沿道には多くの市民が詰めかけました。寺院内での儀式に参列できない一般の人々にとっても、この行事は「目に見える祭典」となり、王室と国民との距離を縮める画期的な機会となったのです。

 

式典そのものは、カンタベリー大主教による聖油の儀式や王冠の授与など、古来の厳格な様式に則って厳かに行われました。王妃アデレードもまた、慎ましやかでありながら気品に満ちた姿で共に戴冠し、新時代の幕開けを象徴しました。

 

この戴冠記念行事は、伝統的な権威を維持しつつも、時代の要請に合わせて変革を受け入れるという、近代イギリス王室のあり方を示す先駆けとなりました。派手な装飾を削ぎ落とした分、純粋に王位継承を祝う精神が際立ち、結果として国民から深い敬愛を集める記念すべき一日となったのです。

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