アンティークコインの通販ならRareCoinShop

アンティークコインの通販ならRareCoinShop

×

【MS63】1786年D フランス ルイ16世 2ルイドール金貨

SOLD OUT

王政フランスの栄華と、革命前夜の激動を黄金に封じ込めた「ルイドール金貨」!

現存数は限られており、歴史的にも美術的にも、貴重な1枚です。

 

世界市場で抜群の人気を誇るフランス金貨から、

コインコレクターはもちろん、歴史愛好家からも注目を集めるレアコインのご紹介になります。

 

■デザイン

 

表面:ルイ16世の肖像

銘文:LUD. XVI. D. G. FR. - ET NAV. REX.(訳:神の恩寵によるフランスおよびナバラの王 ルイ16世)

 

裏面:フランス王家の紋章(フルール・ド・リス)を配した盾と王冠

銘文:CHRS. REGN. VINC. IMPER 1786.(訳:キリストは統べ、勝ち、命じる)

 

本貨の意匠には、18世紀末、アンシャン・レジーム(旧体制)が最後の光を放っていたブルボン王朝の威信が鮮烈に凝縮されています。1786年は、財務総監カロンヌが国家破綻を回避すべく抜本的な改革案を国王に提出した年であり、まさに近代世界の扉を開く「フランス革命」のわずか3年前という歴史的転換点に位置します。

 

表面に刻まれたルイ16世の肖像は、宮廷彫刻師ピエール=バンジャマン・デュヴィヴィエの手によるもので、王者の品格を漂わせる精緻な仕上がりです。特筆すべきは、本貨が「No Dot / 1st Sem.(第1期)」という、より詳細な型に分類されている点です。当時のフランスでは、同一年内の製造時期を区別するため「セメスター(期)」という実務的分類が用いられていました。通常、国王名の3文字目の下に「ドット(点)」があれば第2期を示しますが、本貨はその点がない「第1期」の分類に属しています。

 

裏面では、フランス王国とナバラ王国の二つの盾が王冠の下で結ばれ、下部にはリヨン鋳造を示すミントレター「D」が誇り高く刻印されています。この2ルイドール金貨は、当時の基準で「約48リーヴル」に相当するハイデノミネーション(高額面)貨幣であり、単なる通貨を超えた「富と権力の象徴」でした。1786年という激動の足音が聞こえ始めた時代に、リヨンの職人の手によって打ち出されたこの黄金の芸術品は、失われた王政の栄華を今に伝えるタイムカプセルと言えるでしょう。

 

■状態

 

MS63

 

■コイン詳細

 

【発行年】1786年

【鋳造地】リヨン(ミントレターD)

【額面】2ルイ・ドール(2 Louis d'Or)

【発行枚数】1,071,507枚

【素材】金

【重量】約15.3g

【直径】約28.5mm

【表面】ルイ16世の肖像

【裏面】フランス王家の紋章(フルール・ド・リス)を配した盾と王冠

【刻印師】Pierre-Benjamin Duvivier

【PCGS鑑定】MS63

 

■ポイント

 

*希少性

”PCGS鑑定枚数54枚”

本品は、世界的な鑑定機関であるPCGSによって評価された、フランス王政期金貨の中でも特にコレクション性の高い一枚です。PCGSの鑑定データによれば、本バラエティ「1786-D 2 Louis d’Or(No Dot / 1st Sem.)」の鑑定枚数はわずか54枚。その中で本貨が獲得している「MS63」は、全体の中でも「第3位(※PCGS)」に位置する上位評価であり、これを上回るものはわずか5枚しか確認されていません。

 

そもそも本貨が鋳造された18世紀末のフランスは、金貨が高額決済や蓄財の手段として実際に流通していた時代であり、多くのコインは長い年月の中で著しい摩耗や損耗を受けました。さらにその後、フランス革命という未曾有の動乱を経て、王政時代の金貨の多くが鋳潰されたという歴史的背景も存在します。そのため、流通摩耗を免れた「Mint State(未使用)」の状態で現存する例は極めて限られており、MSグレード自体が特筆すべき保存状態であると言えるでしょう。

 

また、この時代の君主であるルイ16世の金貨は、ブルボン王朝の終焉を象徴する歴史的意義から、国際的な収集分野において確固たる人気を誇ります。とりわけ1786年銘は、財政危機が深刻化しつつあった王政末期の緊張感を色濃く映し出す年号として知られています。加えて、本貨は「1st Semester(第1期)」に分類される明確なバラエティを備えており、同シリーズの中でも収集対象としての評価が高い位置にあります。

 

このように、限られた鑑定枚数、上位グレード、歴史的背景、そしてバラエティ要素が重なり合う本貨は、市場においても明確な希少性を有しており、ハイグレード品は年々入手困難な存在となっています。

 

*状態

”PCGS第3位鑑定”

①MS64:4枚

②MS63+:1枚

③MS63:10枚(本品)

上位グレードは5枚のみ!

 

18世紀末、激動のフランスで発行された金貨の中でも、本貨のようにハイグレードな評価を得ているものは、国際的なコレクター市場において注目を集める対象となります。本貨は「MS:完全未使用」という高水準の評価を保持しており、表面に刻まれたルイ16世の肖像は、髪の毛の繊細な毛並みから凛とした表情に至るまで、当時の彫刻師デュヴィヴィエが意図した豊かな生命感を今に伝えています。

 

裏面に配されたフランス・ナバラ両王国の紋章も、極めて力強く打ち出されており、王冠の細部や盾の輪郭に見られるディテールの鮮明さは、当時の王立鋳造所における最高峰の技術力を雄弁に物語っています。240年近い歳月を経ているとは信じがたい、打刻当時の鋭い輝き(ルスター)が残るその姿は、まさに奇跡的な保存状態と言えるでしょう。

 

このように、圧倒的な存在感を放つ王室の意匠と、「MS」という稀有な保存状態を兼ね備えた一枚は、コインコレクションの中核を担うにふさわしい逸品です。歴史的資料としての価値と、フランス美術の粋を極めた芸術性を併せ持つ本貨は、手に取るたびに確かな満足感をもたらし、次世代へと受け継ぐべき愛蔵品としての品格を十分に備えています。

 

*市場性

フランス王政下において発行されたルイドール金貨は、17世紀後半に制度化されて以来、国家の信用と経済基盤を支える中核的通貨として機能してきました。その品位と安定性は国内外で高く評価され、「富と権威の象徴」として王侯貴族や商人層に広く受け入れられてきた歴史を持ちます。とりわけ大型金貨である2ルイドールは、高額決済および資産保全の役割を担う実用通貨として流通し、フランス経済を支える存在でした。

 

その系譜の中で、1786年に鋳造された本貨は、フランス革命前夜という歴史的転換期に位置する象徴的な一枚です。ルイ16世の治世末期にあたるこの時代は、財政危機の深刻化と社会不安が交錯する緊張の時期であり、王政の威信が揺らぎ始めていました。本貨に刻まれた肖像や王家の紋章は、そうした中で保たれていた王権の正統性と威厳を体現しており、「旧体制(アンシャン・レジーム)」の最終局面を今に伝える歴史的資料としての価値を有しています。

 

ルイドール金貨シリーズは、フランス古典金貨を代表する収集分野として国際市場で確固たる地位を築いていますが、その中でも本貨のような1780年代後半の年号は、「王政末期」という明確なテーマ性により、コレクターからの評価が一段と高まる傾向にあります。さらに本品は、リヨン鋳造(D)に加え「No Dot, 1st Semester」というバラエティを有しており、専門的コレクションの対象としても注目される存在です。

 

また、当時の金貨は実際の流通を前提としていたため、多くが摩耗を伴った状態で現存しており、流通痕のない「未使用(Mint State)」の状態で残るものは限られています。PCGSによる「MS63」という評価を得た本貨は、全54枚の鑑定数の中でも上位に位置する優れた保存状態を維持しており、フランス金貨コレクションにおいて安定した価値を有するカテゴリーに属します。

 

この1786年 ルイ16世 2ルイドール金貨は、「王政の威光」「革命前夜の歴史性」「バラエティ要素」という複数の価値を併せ持つ、フランス金貨史の中でも特筆すべき存在です。200年以上の歳月を経てもなお精緻な意匠と黄金の輝きを保つ本貨は、ルイ16世治下の栄華と終焉を静かに語り継ぐ“歴史の証人”と言えるでしょう。国際市場においてもその需要は安定しており、適切な鑑定評価を受けた未使用グレードの本貨は、今後も希少な収集対象として評価され続けていくことが期待されます。

 

その知名度ゆえに、市場に現れてはすぐに姿を消してしまうルイ16世金貨!

在庫があるこの機会に、ぜひコレクションに加えていただきたい一枚です。

 

▼コインのストーリー

 

■概要

 

王政フランスの栄華と、革命前夜の激動を黄金に封じ込めた「ルイドール金貨」!

現存数は限られており、歴史的にも美術的にも、貴重な1枚です。

 

■ルイ16世とは

 

フランス革命という激動の時代の荒波に翻弄されたブルボン朝第5代国王、ルイ16世。彼は、歴史の教科書ではしばしば「無能」や「優柔不断」といった言葉とともに語られがちですが、その実像は、知的で慈愛に満ち、国家の将来を真摯に案じた孤独な改革者としての側面を色濃く持っています。

 

彼は即位直後から、先代の負の遺産である財政破綻を立て直そうと、テュルゴーやネッケルといった有能な経済学者を登用し、特権階級への課税を含む大胆な構造改革を試みました。しかし、保守的な貴族階級の激しい抵抗に遭い、その善意の改革はことごとく頓挫してしまいます。彼に欠けていたのは冷酷な独裁力ではなく、あまりにも優しすぎた気質と、激変する社会のスピードに追いつくための決断のタイミングでした。

 

私生活においては、錠前作りや狩猟を愛する控えめな人物であり、当時の華美な宮廷生活とは一線を画す地味な生活を好みました。王妃マリー・アントワネットとの関係も、当初の不和を乗り越えて深い信頼で結ばれ、良き父として子供たちを愛しました。しかし、1789年に勃発した革命の火の手は、個人の徳を凌駕する勢いで王政を飲み込んでいきます。

 

ヴァレンヌ逃亡事件による信頼の失墜、そして王権の停止。1793年、彼は断頭台の露と消えますが、最期の瞬間まで「私は私の死を招いた者たちを許す」と気高く宣言したと伝えられています。一人の人間としては誠実でありながら、時代の転換点に居合わせた「悲劇の王」として、彼は今もなお歴史の中で独特の存在感を放ち続けています。

 

■フランス革命とは

 

18世紀末、絶対王政の矛盾が極限に達したフランスで勃発したフランス革命は、近代市民社会の幕開けを告げる歴史的な大転換点となりました。当時、第一身分の聖職者と第二身分の貴族が特権を享受する一方で、人口の大多数を占める第三身分の平民が重税に苦しむ「アンシャン・レジーム(旧体制)」への不満が爆発したことが、この革命の直接的な導火線です。1789年7月14日、民衆によるバスティーユ牢獄の襲撃を機に、変化の波は一気に加速しました。

 

革命の精神は「自由・平等・友愛」という標語に集約され、同年に採択された「人間と市民の権利の宣言(人権宣言)」は、個人の自由や法の前の平等を明文化し、現代の民主主義の礎を築きました。しかし、理想を掲げた革命の歩みは決して平坦ではありませんでした。国王ルイ16世の処刑を経て、政権はロベスピエールらによる恐怖政治へと傾斜し、多くの命が断頭台で失われるという混沌とした時代を迎えます。急進的な改革とそれに対する反動が繰り返され、社会は激しく揺れ動きました。

 

この動乱は、最終的にナポレオン・ボナパルトという英雄の台頭によって収束へと向かいますが、革命がもたらした影響はフランス一国に留まりませんでした。封建的な身分制度を打ち破り、主権が王ではなく国民にあるという概念を確立したこの出来事は、ヨーロッパ全土、そして世界中の国々に自由主義とナショナリズムの種を蒔きました。古い時代の終焉と、個人の権利が尊重される新しい時代の誕生を象徴する、人類史における最も劇的なドラマの一つと言えるでしょう。

最近チェックした商品