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【AU58】1706年 神聖ローマ帝国 ザクセン選帝侯領 アウグスト2世 アルトランシュテット和約記念 銀メダル

数量
498,000(税込)

王位放棄と講和の歴史を刻んだ 、バロック寓意美術の粋!

PCGS鑑定枚数1枚、唯一鑑定品!

歴史的ドラマと芸術的な美しさが融合した珠玉のコレクションです。

 

世界市場で抜群の人気を誇る神聖ローマ帝国・ザクセン関連から

市場では見かけることのできない極めて希少性の高い記念銀メダルのご紹介になります。

 

■デザイン

 

表面:ヘラクレス(アウグスト2世)とマルス(カール12世)が握手し、足下で不和・戦争の狂乱を踏みつけるモチーフ

銘文:COGNATO SANGVINE VICTA / PACTA I COVENTA ALTRANSTAD...(訳:血縁者に敗れた / スウェーデンとポーランドの間の1706年アルトランシュテット講和)

 

裏面:翼とカドゥケウスを持つメルクリウスが、交易都市ライプツィヒの美しい都市景観の上を飛ぶデザイン

銘文:ALTA PAX GENTEIS ALAT ENSESQVE LATEANT / LIPSIA(訳:深い平和が諸民族を養い、剣が隠されんことを / ライプツィヒ)

 

エッジ:IIDEM INTER SE POSITO CERTAMINE REGES FOEDERA IVNGEBANT VIRG.(訳:王たちは争いをやめ、相互に和約を結んだ 〜ウェルギリウス『アエネーイス』より〜)

 

本メダル最大の魅力の一つが、戦争と講和、そして繁栄への願いを壮大な寓意表現として描き上げた、極めてドラマ性に富むデザインです。アウグスト2世とカール12世は実際に親族関係にあり、その「血縁」を背景に外交的敗北と講和を象徴化した構図は、当時の政治的緊張感を鮮やかに映し出しています。

 

さらに、交易神メルクリウスとライプツィヒの都市景観によって、“講和によってもたらされる平和と繁栄” が格調高く表現されており、単なる歴史記録を超えた、バロック期特有の壮麗な都市文化を感じさせます。加えて、縁文には古代ローマ文学『アエネーイス』からの引用が刻まれており、本作が単なる記念メダルではなく、古典教養と政治的寓意を融合させた高度な芸術作品であることを物語っています。

 

■状態

 

AU58

 

■コイン詳細

 

【発行年】1706年

【鋳造地】神聖ローマ帝国下ザクセン選帝侯領

【素材】銀

【直径】約37mm

【重量】約18g

【表面】ヘラクレス(アウグスト2世)とマルス(カール12世)が握手し、足下で不和・戦争の狂乱を踏みつけるモチーフ

【裏面】翼とカドゥケウスを持つメルクリウスが、交易都市ライプツィヒの美しい都市景観の上を飛ぶデザイン

【PCGS鑑定】AU58

 

■ポイント

*希少性

“PCGS鑑定枚数1枚”

本メダルは、世界的鑑定機関PCGSにおいて、現在わずか1枚のみ登録されている唯一鑑定品(Top Pop)です。

本作が制作されたのは1706年。大北方戦争の最中、ザクセン選帝侯アウグスト2世とスウェーデン国王カール12世との間で締結された「アルトランシュテット和約」を記念して発行された、極めて歴史性の高い講和記念メダルです。

 

それから320年以上。

激動のヨーロッパ史のなかで、多くの銀製品は戦火や改鋳、溶解によって失われていきました。そのような長い歳月を経ながら、本メダルは現在まで美しい意匠を残し続けています。

 

さらに本作は、主要カタログ「Hutten-Czapski 2631」において希少性を示す「R」指定を受けており、海外オークションでも「Rare(希少)」として紹介されてきた作品です。市場への出現自体が限られているうえ、PCGS鑑定済みという条件まで揃った例は極めて少なく、現在唯一登録となっている点は、本品の特別な希少性を強く物語っています。

 

単なる古い銀メダルではなく、戦争・外交・王権の歴史を現代へ伝える“歴史的遺産”として、高い存在感を放つ一枚と言えるでしょう。

 

*状態

”PCGS唯一の鑑定品”

①AU58:1枚(本メダルのみ)

 

二大鑑定機関を通じても圧倒的な供給の少なさを誇る、唯一無二のステータス!

300年以上前の銀メダルにおいて、これほどの保存状態が保たれたものは極めて少なく、本メダルが獲得した「AU58」という評価は、PCGSの厳正な格付けによって「ごくわずかな摩擦はあるものの、見映えが非常に良く、ほぼミントステート(未使用)に近い」と裏付けられた非常に価値あるものです。

 

本来、銀製品は長い年月のなかで摩耗やトーンの劣化が進みやすいものですが、本メダルは制作当時の細やかなバロック意匠を素晴らしい状態で留めています。3世紀以上もの歳月、大切に保管されてきた事実は、歴代のコレクターによる極めて丁寧な取り扱いを物語っています。

 

鮮明な打刻によって浮かび上がる精緻な造形、そして時を超えてなお失われない自然な輝き。これらが調和した佇まいは、歴史を今に伝える貴重な文化遺産としての品格を湛えています。

 

*市場性

1706年に発行されたこの37mm級銀メダルは、単なる出来事の記録ではなく、古典文学(ウェルギリウスやセネカ)の一節を引用し、「血縁者どうしの争い」「講和」「平和による繁栄」を寓意化した、高度に教養主義的なバロック美術品です。

 

意匠面における最大の魅力は、裏面に描かれた美しい「都市景観」にあります。アンティークコインの歴史において、「都市景観(シティビュー)」は世界中のコレクターから圧倒的な人気を誇る最高峰のジャンルであり、その市場価値は時代を問わず極めて高く評価されてきました。本メダルには、当時の主要な交易都市であったライプツィヒの美しいパノラマが精緻に刻まれており、その上空を商業の神メルクリウスが飛ぶという、まさに王道の都市景観デザインが採用されています。

 

表面には、自らを「サクソンのヘラクレス」と称したアウグスト2世の政治的・文化的戦略が投影され、裏面の都市景観と重なることで、誰が見ても美しい繁栄のドラマを表現しています。さらに歴史背景には、後にアウグスト2世が和約を破棄してポーランド王位に復帰するという“歴史の反転劇”が秘められており、物語の濃さでも群を抜いています。

 

近年、世界的にハイグレードな歴史的メダルへの注目が集まるなか、「ザクセン/ライプツィヒの都市景観」「ポーランド王アウグスト2世」「大北方戦争・スウェーデン」「P.H.ミュラーのバロック美術」といった、複数の人気ジャンルが交差するクロスオーバー型の作品は、国内外の多くのコレクターから熱い関心を寄せられています。特に人気の高い「都市景観」であり、かつ「唯一のPCGS鑑定品」という客観的なステータスは、市場における希少性を明確にし、将来にわたってその価値を支える堅実な拠り所となります。

 

歴史の断片を掌にする喜びを求めるコレクターにとって、この銀メダルは、その圧倒的な存在感によってコレクションに特別な彩りを添える、確かな逸品といえるでしょう。

 

今後の価格推移が大いに期待されると共に、第一級の芸術作品として、ぜひコレクションの一枚にしてください。

 

▼コインのストーリー

 

■概要

 

王位放棄と講和の歴史を刻んだ 、バロック寓意美術の粋!

PCGS鑑定枚数1枚、唯一鑑定品!

歴史的ドラマと芸術的な美しさが融合した珠玉のコレクションです。

 

■神聖ローマ帝国とは

 

神聖ローマ帝国(Holy Roman Empire)は、中世から近世にかけてヨーロッパの政治と文化の中心に位置した、きわめて特殊で複合的な国家体制です。962年、東フランク王オットー1世がローマ教皇から帝冠を授けられたことにはじまり、1806年にナポレオンの勢力拡大により幕を閉じるまで、実におよそ850年もの長きにわたって存続しました。

 

名称に「ローマ」と掲げつつも、古代ローマ帝国の直接的継承ではありません。むしろ「キリスト教世界の正統な後継者」としての理念を体現しようとした点に、この帝国の独自性があります。皇帝は形式上ローマ教皇の承認を得ながらも、実際の統治はドイツ諸侯やオーストリアのハプスブルク家など多様な権力の均衡によって成り立っていました。

 

その領域は現在のドイツ、オーストリア、チェコ、イタリア北部などに及び、強固な中央集権国家というよりも、数多くの王国・公国・自由都市がゆるやかに連合する“国家のモザイク”のような性格をもちます。この分権的な構造は、各地域の文化や制度の独自性を育み、結果としてヨーロッパ文化の多様性の源泉ともなりました。

 

16世紀以降、帝位をほぼ世襲したハプスブルク家のもとで、帝国はオスマン帝国と対峙するキリスト教世界の防波堤となり、宗教改革や三十年戦争といった大事件の舞台にもなります。最終的にはナポレオン戦争の渦中で解体されましたが、その存在はヨーロッパの国際秩序や国家主権の概念に深い影響を残し、今日のヨーロッパ統合理念の源流のひとつとみなされています。

 

■アウグスト2世とは

 

神聖ローマ帝国のザクセン選帝侯であり、後にポーランド王(アウグスト2世)としても君臨した「強健王」アウグストは、17世紀末から18世紀前半のヨーロッパにおいて圧倒的な存在感を放った絶対君主です。彼は並外れた身体能力を持ち、素手で馬蹄を折り曲げたという逸話からその異名が付けられました。政治的には、ザクセンの経済力と軍事力を背景にポーランドの王位を獲得し、大北方戦争ではロシアのピョートル大帝と同盟を結んでスウェーデンと激しい覇権争いを繰り広げるなど、国際政治の舞台で野心的な外交を展開しました。

 

彼の最大の功績は、文化・芸術の保護にあります。アウグスト2世は熱狂的な芸術愛好家であり、首都ドレスデンを「エルベ川のフィレンツェ」と称されるほどの美しいバロック都市へと変貌させました。壮麗なツヴィンガー宮殿の建設や、膨大な美術コレクションの収集は、彼の権力の象徴であると同時に、ザクセンの文化的地位を最高峰へと引き上げました。

 

さらに、当時ヨーロッパ中の君主が憧れた「白い金」と呼ばれる磁器の国産化に執念を燃やし、錬金術師ベトガーらに命じてヨーロッパ初の硬質磁器である「マイセン磁器」の製造に成功しました。この一大産業の創出により、ザクセンは経済的にも多大な繁栄を遂げることになります。政治的野心と高い審美眼を併せ持ち、華麗な宮廷文化を咲かせたアウグスト2世は、歴史に深くその名を刻んでいます。

 

■アルトランシュテット和約について

 

大北方戦争の最中である1706年、スウェーデン王カール12世の圧倒的な軍事力を前に、ザクセン選帝侯アウグスト2世は屈辱的な「アルトランシュテット和約」を結ぶことになりました。この和約によりアウグスト2世はポーランド王位の放棄を余儀なくされ、大北方戦争の情勢は一時的にスウェーデン優位へと大きく傾きます。しかし、この講和の真の歴史的意義は、激しい政治闘争の裏で、ザクセンやシレジア地方におけるプロテスタント(ルター派)の信仰の自由と権利が公式に保障された点にありました。

 

時の神聖ローマ皇帝ヨーゼフ1世は、スウェーデンとの決定的な対立を避けるため、それまで抑圧されていたプロテスタントの信仰の自由を認め、没収された教会の返還や新しい教会の建設を許可せざるを得なくなりました。カトリック君主の統治下にあっても、多くの信徒たちが弾圧を恐れることなく平和にルター派の信仰を維持できる道が開かれたのです。この歴史的な出来事は、単なる戦争の休戦協定にとどまらず、宗教的寛容の成立を告げる極めて重要な転換点となりました。

 

過酷な戦火の中で信仰の自由という奇跡的な成果を勝ち取ったこの和約は、当時のプロテスタントの人々にとって、神の加護と平和への希求がもたらした最大の希望として深く刻まれることになります。

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