【Ch AU 4/5 4/5】紀元前5世紀頃 古代アケメネス朝ペルシア ダリック金貨
歴史上初の人物が描かれた古代ペルシア帝国の歴史遺産!
市場では滅多に見ることのできない貴重なハイグレード品です。
2400年前の歴史と背景を誇りつつ、
『AU』グレードが付与された奇跡の状態を保持するコインです。
他では間違いなく入手困難な希少価値の高いコインのご紹介になります。
■デザイン
表面:権力と権威を象徴した弓と槍を持ち、右膝をついて走る英雄王(ペルシア王)
裏面:打ち込み(インキュース)
裏面のいびつな四角い穴は、表面のデザインを美しく浮かび上がらせるため、鋳造時に土台へ固定する目的で施されたインキューズと呼ばれるものです。 文字や図像を持たないこの武骨なパンチ痕は、当時の貴重な製造技術を現代に伝える重要な歴史的証拠であり、古代コインならではの荒々しくも力強い魅力を放っています。
■状態
Ch AU Strike: 4/5 Surface: 4/5
■コイン詳細
【発行年】紀元前5世紀頃
【鋳造地】アケメネス朝ペルシア
【額面】ダリック
【素材】金
【重量】8.39g
【直径】約16mm
【表面】権力と権威を象徴した弓と槍を持ち、右膝をついて走る英雄王(ペルシア王)
【裏面】打ち込み(インキュース)
【NGC鑑定】Ch AU Strike: 4/5 Surface: 4/5
■ポイント
*希少性
2,400年前、世界初の超大国として君臨したアケメネス朝ペルシア。その圧倒的な富と国家の威信を具現化した結晶こそが、この「ダリック金貨」です。
歴史の常として、のちにペルシア帝国を滅ぼしたアレクサンドロス大王は、略奪した膨大なダリック金貨を自らの顔を刻んだ通貨へ作り変えるため、その多くを溶解・改鋳したと伝えられています。かつて世界を席巻した大帝国の黄金の多くは、こうして勝者の歴史の影へと消えていきました。現在、私たちが手にできるのは、そうした激動の戦乱を逃れ、地中深くへ埋蔵されることで数千年の眠りから目覚めた歴史の遺産のみです。
このダリック金貨は、国際市場において確固たる知名度と流動性を持つ「古代金貨の王道」であり、決して市場に全く姿を現さないといった類のものではありません。だからこそ、「これほど良好な状態で残されているもの」に絞ると、その現存数は一気に限られてきます。
過酷な歴史の淘汰を潜り抜けた本品は、現代において「Ch AU(準未使用品・チョイス)」という上質な鑑定を獲得しています。2,400年もの悠久の時を経て、流通による摩耗や傷を最小限に留めたクオリティを維持しているという事実そのものが、このコインが持つ最大の希少価値であり、コレクションとしての特別な存在感を放っています。
*状態
・Strike(打刻)、Surface(表面)共に4と高評価!
・グレード: Ch AU( About Uncirculated:準未使用品)
※「Ch」はChoiceの略号で、 AU(準未使用品)グレードの中でも特に状態の良いものに対して付与されます。
さらにその他古代コインにありがちなマイナスとなるポイントも一切ありません!
古代コインにおいて、これほど均整の取れた見栄えの良い状態で現代まで保存されている例は、決して多くありません。歴史の荒波をくぐり抜けた本貨のクオリティは、コレクションの中心を飾るにふさわしい満足感を与えてくれます。
*市場性
ダリック金貨は、世界最古の貨幣を生み出したリディア王国の首都サルディスをペルシアが征服したのち、その世界最高峰の鋳造技術と拠点を引き継いで誕生しました。当時としては驚異的な「金の純度約98%」を誇り、地中海世界全域に流通した、古代世界において、名実ともに中心的な役割を果たした『国際基軸通貨』です
このコインには、歴史好きの心を揺さぶる非常に強力なストーリーがあります。ギリシア世界では、その特徴的な図柄からダリック金貨のことを通称で「弓兵(トクソタイ)」と呼びました。スパルタ王アゲシラオス2世がペルシア遠征から撤退を余儀なくされた際、「私は一万のペルシアの弓兵に国を追い出された」という有名な言葉を残しています。この「弓兵」とは兵士のことではなく、ペルシア帝国が潤沢なダリック金貨を用いてギリシア諸都市を裏から動かした、圧倒的な「資金力・政治力」を指していました。図像そのものが国際政治の隠語となった、歴史のドラマを色濃く宿すコインなのです。
市場における本銘柄の強みは、極端な希少性に依存したバブル的な価格形成ではなく、「世界史的知名度の高さ」「王権を示す明快なデザイン」「確固たる売買実績の厚さ」にあります。主要な国際オークションでも継続的に取引されているため、相場観が非常に作りやすく、買う側にとっても売る側にとっても「優れた流動性と安定性」を兼ね備えている点が、本貨の大きなステータスとなっています。
・大帝国の興亡と国際政治のドラマを今に伝える歴史的価値
・NGCによる「Ch AU」という際立つ上質鑑定
・世界中のコレクターから常に愛され続ける、古代金貨の普遍的なキャラクター
これらすべての要素が、この一枚に美しく凝縮されています。
比類なき歴史的ロマンと、盤石の資産価値を高次元で融合させたこの金貨は、オークション市場においても常に注目の的であり、今後の価格推移にも大きな期待が寄せられています。この一期一会の機会に、ぜひ貴方のコレクションにお迎えください。
▼コインのストーリー
■概要
歴史上初の人物が描かれた古代ペルシア帝国の歴史遺産!
市場では滅多に見ることのできない貴重なハイグレード品です。
■ペルシア王国とは
紀元前6世紀、大王キュロス2世によって建国されたアケメネス朝ペルシアは、オリエント世界を初めて統一し、東はインダス川流域から西はエジプト、バルカン半島にまで至る人類史上初の世界帝国を築き上げました。この広大な領土を維持できた背景には、中央集権的な統治体制と、被支配民族への寛容な政策があります。最高権力者である「王の王」は、全国を「サトラップ」と呼ばれる知事が統治する州に分割し、さらに「王の耳」や「王の目」といった巡察使を派遣して監視を行いました。
特筆すべきは、国内のインフラ整備です。首都スサから小アジアのサルデスを結ぶ約2400キロメートルにおよぶ幹線道路「王の道」を敷設し、一定の間隔で駅駅を設ける「駅伝制」を導入しました。これにより、情報や軍隊の高速移動が可能となり、帝国の基盤は盤石なものとなりました。また、服属した民族の宗教や文化を尊重し、強制的な同化を行わなかったことも、長きにわたる繁栄を支えました。アケメネス朝は、その先進的な統治システムによって、その後の地中海やアジアの帝国に多大な影響を与えました。
■アルタクセルクセス2世とは
アケメネス朝ペルシアの第10代君主であるアルタクセルクセス2世は、紀元前4世紀前半に約45年という王朝史上最長の在位期間を誇り、帝国の激動期を巧みな外交手腕で乗り切った名君です。その治世の幕開けは、実の弟である小キュロスがギリシア人傭兵を率いて反乱を起こした「クナクサの戦い」という最大の危機でした。この骨肉の争いを辛くも制して王位を死守した後は、軍事力だけに頼らない老獪な政治戦略を展開していきます。
特に特筆すべきは、宿敵であったギリシア諸ポリスに対する外交攻勢です。ペルシアの圧倒的な資金力を背景に、スパルタやアテネといった諸都市の対立を煽り、紀元前387年に「大王の和約(アンタルキダスの和約)」を結ばせることに成功しました。これにより、エーゲ海沿岸のギリシア都市に対するペルシアの主権を国際的に認めさせ、戦わずして帝国の威信を最高潮に高めたのです。治世の後半には国内のサトラップ(知事)による大規模な反乱にも直面しましたが、これらも粘り強い交渉と調略によって鎮圧し、広大な帝国の瓦解を防ぎました。
■ダレイオス3世とは
アケメネス朝ペルシアの最後の君主であるダレイオス3世は、マケドニアの英雄アレクサンドロス大王の侵攻に立ち向かい、帝国の終焉を見届けた悲劇の王です。内紛によって王統が途絶えかけた危機に王位を継承した彼は、崩壊寸前だった国家の建て直しに奔走しました。しかし、間もなくして西方から進撃してきたアレクサンドロス大王の軍勢と、帝国の命運をかけた戦いに突入することになります。
紀元前333年の「イッソスの戦い」や、紀元前331年の「ガウガメラの戦い」において、ダレイオス3世は圧倒的な大軍を率いてマケドニア軍を迎え撃ちました。しかし、アレクサンドロス大王の天才的な戦術と近代的な重装歩兵の前に敗北を喫します。決戦の地から逃れた彼は、再起を期して東方の領土で軍を立て直そうと試みましたが、最後は身内のサトラップ(知事)であったベッソスに裏切られ、暗殺されるという凄惨な最期を遂げました。広大な帝国を維持するために最後まで抗い続けたその生涯は、時代の大きな転換期を象徴する存在として、歴史に深く刻まれています。
■ダリック金貨とは
アケメネス朝ペルシアのダレイオス1世によって導入されたダリック金貨は、古代の国際商業や軍事において極めて重要な役割を果たした世界的な基軸通貨です。純度約98%を誇る高い信頼性を持ち、表面には「王の道」を駆ける姿や弓を構える王の肖像が刻まれているのが大きな特徴です。
この金貨は、広大な帝国全土での円滑な徴税や交易を支えただけでなく、ギリシア諸ポリスへの外交工作や傭兵の雇用、軍事資金としても大量に投入されました。その圧倒的な流通量と購買力から、当時の地中海世界では「ペルシアの弓兵」とも呼ばれ、帝国の富と強大な権力を象徴する歴史的遺産として今なお高く評価されています。





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